...幾枚も皮をかぶった古藤の心のどん底に隠れている欲念を葉子の蠱惑力(チャーム)で掘り起こして見たくってたまらなくなった...
有島武郎 「或る女」
...時おり葉子の口から聞くチャームに満ちた子供らしい言葉の一つとでも思っているらしかった...
有島武郎 「或る女」
...あわれな木村は葉子の蠱惑(チャーム)に陥ったばかりで...
有島武郎 「或る女」
...女のチャームというものが...
有島武郎 「或る女」
...「ある者にはチャームの力を試し...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...一種のチャームを持っているのである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...勝太郎の声のチャームがすっかり打消されてしまっている...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...額から鼻へかけての対称的な白ぶちが彼女の容貌(ようぼう)に一種のチャームを与えていた...
寺田寅彦 「備忘録」
...「ちょッと男をチャームするところのある女だ...
徳田秋声 「黴」
...このごろの笹村の嫌厭(けんえん)の情は妻のそうした愛嬌(チャーム)を打ち消すに十分であった...
徳田秋声 「黴」
...それでチャームというような言葉をつかってみるのでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして何処(どこ)かに判然しないチャームを持っています...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...凹(くぼ)んだ眼を忘れてその慈愛に富んだ表情にのみチャームされた...
新渡戸稲造 「自警録」
...チャーム・オブ・ロードですね...
野村胡堂 「胡堂百話」
...誰れ一人が及びもつかない魅力(チャーム)と風趣とをもっている...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...野性(ワイルド)な魅力(チャーム)が非常にある型(タイプ)だ...
長谷川時雨 「松井須磨子」
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