...家族のロマンチックの気風にすっかり同化している...
太宰治 「ろまん燈籠」
...妻ニコウイウエキゾチックノ美ガアルヲ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...元箱根の上の方に突兀としてローマンチックな情景を點出してゐた双子山も段々近づくにつれて...
近松秋江 「箱根の山々」
...頭髪にチックをつけている深水は...
徳永直 「白い道」
...エキゾチックな感懐を心平さんに起させはしない...
豊島与志雄 「「草野心平詩集」解説」
...ゴチック式の塔や黒煙を吐く工場の煙筒などがそびえた都市...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わしはバルチック海の向こうまでも逃げてゆきたいほどだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ドラマチックのことがはなはだ稀(まれ)なるゆえ...
新渡戸稲造 「自警録」
...ロマンチックな旅情をそそる季節である...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...デモクラチックに均一して銀座通りを歩いている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...あのエロチックな匂いを此時程嬉しく思った事はなかった...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...スタチスチックスを訳して「会計学」としてあるが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それから遠くの海――それはバルチックで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...6945あなたのお馴染はロオマンチックの化物だけです...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...彼らのとうてい企てえまいと思うロマンチックであった...
柳田国男 「山の人生」
...その向うにゴチック式の毒々しい色硝子(ガラス)を嵌(は)め込んだ和洋折衷の玄関が...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...商品の主な物は、石鹸類、髪油、チック、安香水、生地の櫛、塗り櫛、白粉、口紅、化粧水、鬢(びん)ツケ、中挿し、髷(まげ)形、入れ毛と、数知れぬほど種類があり、その上に少女向きの花簪(はなかんざし)から、ザンザラ、根がけ、ちんころ、の類まで備え、抽斗全部を開けて並べれば、小間物屋の縮小がすぐ覗けるという配合と種別が上手に仕組んである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...またそれが目前の題材から浪漫的(ローマンチック)な気分を取り出したことも...
和辻哲郎 「院展遠望」
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