...首領のダムダム珍(ちん)というのが中々の腕利(うできき)であるため...
海野十三 「獏鸚」
...しかし流石(さすが)の黄血社のダムダム珍も...
海野十三 「獏鸚」
...ダムダム珍は、例の巣窟に党員中の智恵者を集めて、鳩首(きゅうしゅ)協議を重ねていた...
海野十三 「獏鸚」
...ダムダム弾のようにくぐり込んだのだからたまらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...このダムダム弾は通称をボールと称(とな)えて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...いくらダムダムだって落雲館の運動場から発射するのだから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...して見れば落雲館の生徒がこの頭を目懸けて例のダムダム丸(がん)を集注するのは策のもっとも時宜(じぎ)に適したものと云わねばならん...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...倫理の教師たる者がかように痛切なる訓戒を与えるからはこの後(のち)は永久ダムダム弾の乱射を免(まぬ)がれるに相違ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これからダムダム弾を発射する方法を紹介する...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ダムダム弾を右の手に握って擂粉木の所有者に抛(ほう)りつける...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ダムダム弾は何で製造したか局外者には分らない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ダムダム弾は近来諸所で製造するが随分高価なものであるから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...わざとダムダム弾を主人の邸内に降らせる...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...すべて敵が主人の邸内へ乗り込んでダムダム弾を拾う場合には必ず特別な大きな声を出す...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...主人にからかうのはダムダム弾以上に大事である...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...)バナナン大将の行進歌合唱「いさおかがやく バナナン軍マルトン原に たむろせど荒(す)さびし山河(さんが)の すべもなく饑餓(きが)の陣営(じんえい)日にわたり夜をもこむれば つわもののダムダム弾や 葡萄弾毒瓦斯(どくガス)タンクは恐(おそ)れねどうえとつかれを いかにせん...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...それはダムダム弾式の残酷さだ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...ダムダム弾の連発を喰らわされる事だけは助かった訳ですが...
夢野久作 「キチガイ地獄」
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