...ダダイズムとは結局...
太宰治 「新郎」
...勿論ダダイズムになっていたのは必定であった...
辻潤 「ふもれすく」
...あるいはもはや全然肯定のない単なる否定の連続に陥るダダイズムにまでいたるのである...
中井正一 「美学入門」
...例えば意気の歌舞伎からダダイズムまではどんな方向をもって脱出しようとしているのであろう...
中井正一 「美学入門」
...戦後のダダイズムとか...
中井正一 「美学入門」
...ダダイズムのいうところの...
中井正一 「美学入門」
...たとえば個人主義、社会主義、無政府主義、国粋主義、享楽主義、本能主義、自然主義、ダダイズム、ニヒリズムなど、いくらでも数えきれないほど無数にあるが、すべて「主義」と名称のつく一切のものは、各々の人が掲げるイデヤであって、その主観に取っての「あるべき世界」を思想している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ダダイズムの如きも「一切の主義を奉じない」と言いながら...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...ダダイズムの詩と云うのが流行(はや)っている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...いまに私は本格的なダダイズムの詩を書きましょう...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ダダイズムの詩と人は云う...
林芙美子 「新版 放浪記」
...私の詩がダダイズムの詩であってたまるものか...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ダダイズムが流行的であった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第三巻)」
...表現主義やダダイズムといった形のニヒリズムは生まれた...
三好十郎 「恐怖の季節」
...世紀末的の様子や主張、ダダイズム、耶教崇拝、変態心理尊重等いう、人類思想の頽廃的傾向がこの中から生み出されて、更に更に極端な解放と自由とを求むる叫びが全世界に漲(みなぎ)った...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...ツァラアはダダイズムの始祖...
横光利一 「欧洲紀行」
...表現派とダダイズムは例えば今東光氏の諸作に於けるが如く...
横光利一 「新感覚論」
...ダダイズムの集会の予告板とが蛾(が)と戯(たわむ)れていた...
吉行エイスケ 「恋の一杯売」
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