...消印(スタンプ)の逸(はづ)れてゐる郵券を見つけ出した...
石川啄木 「足跡」
...切手の上に日付のスタンプを捺(お)して前の籠にポンと抛り込む...
高浜虚子 「丸の内」
...ヌーヴ・サント・ジュヌヴィエーヴ街やタンプルなどの修道院にはいってるサン・サクルマンの女たちとは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...タンプル大通りではこの少年を小僧ガヴローシュと言っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第一編 市街戦一 サン・タントアーヌとタンプルとの両防寨(ぼうさい)社会の病根を観察する者がまずあげ得る最も顕著な二つの防寨は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...タンプル街とサント・アヴォア街との二つの水道の分岐点では...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...兎に角我輩が早稲田鶴巻町にいる時分使に持たせてよこしたので郵便ではなかったからスタンプもない...
中里介山 「生前身後の事」
...全く特有な性質のスタンプをインド医学に押し...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...一つは彼女がタンプル塔からコンシエルジュリに移される時子供たちと別れる場面...
野上豊一郎 「パリの地下牢」
...翌日医師ジュウル・デゾールを連れてタンプルへ行き...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...ルベルションの三人の議員がタンプルを訪問して見た太子というのはこの子供だったのである...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...中から丁寧に愛(いと)おしく取り出した赤いモロッコ小箱には王冠と組文字がスタンプしてあった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...スタンプの時間から判断すると...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...スタンプ?」「ィヤー……」私は易者さんや似顔かきの真似をしてイエスと答へるところをィヤーと答へたのである...
宮地嘉六 「老残」
...スタンプインキをつけておしたのではからだめである...
宮地嘉六 「老残」
...米兵相手のスタンプショップも極度にさびれてゐた矢さき...
宮地嘉六 「老残」
...小石川と吉祥寺とのスタンプが押してあるのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それどころかマダム・デスタンプの名前さえ見出されない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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