...今はもうタブタブして居て...
太宰治 「地図」
...浮浪人はその無機物化した魚を発掘して来ては湯桶(バス・タブ)に放して蘇生させて売っていた...
谷譲次 「踊る地平線」
...門前の老松もよいが、大タブもよい、その実はうれしいものだ...
種田山頭火 「行乞記」
...原始民族のタブーと迷信に包まれているこの地方には...
萩原朔太郎 「猫町」
...家内がタブラカされたことがあるという話をね」サト子は...
久生十蘭 「あなたも私も」
...黒い絹の短上衣(タブレット)に銀の帯をしめ...
久生十蘭 「ハムレット」
...少なくとも完全な白紙(タブラ・ラサ)でものを見る力を持っている...
久生十蘭 「魔都」
...九日はなお前日に続いて登山の用意をすることになった、一体はこの日早朝から山に向って踏み出すべきはずであったが、天気模様が悪いので、今一日滞在して充分に用意をしたら宜(よ)かろうということで、結局雨のために一日滞在することになった、午後になって雨は漸(ようや)く止(や)んで五時頃から晴天となったので、未だ暮れるには間があるからといって、一同は燈台のある岡の近辺に採集を試みた、この岡は昨日採集した方面とは全く反対であるが、自生している植物の種類は、センダイハギ、ハチジョウナ、イヌゴマ、ハマニンニク、エゾノヒナノウスツボ、ハマエンドウ、アキカラマツ、ノゲシ、ハマハコベ、イチゴツナギ、ホソバノハマアカザ、ナミキソウ、オオバコ、オトギリソウ、ヤマハハコ、アキタブキ、ハマベンケイ、カセンソウ、イヌタデ、イブキジャコウソウ、エゾオオバコ、オチツボスミレ、シオツメクサ、エゾイヌナズナなどであったが、その外にノボロギクがこの辺にも輸入されているのを見た...
牧野富太郎 「利尻山とその植物」
...プッチーニのタブウのため実現出来ませんでした...
三浦環 「お蝶夫人」
...これ主として外人を斎忌(タブー)したからで...
南方熊楠 「十二支考」
...そういうタブロウがあるのだ...
三好十郎 「恐怖の季節」
...一枚のタブロウ全体でも...
三好十郎 「ゴッホについて」
...つひにこの「タブラ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...永くその「タブラ...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...また原始宗教が凡(すべ)て禁制(タブー)に依(よ)るのと同じように...
柳宗悦 「陸中雑記」
...初め六年程の間はタブロイド判十六頁ばかりの機関誌を出していた...
柳田国男 「故郷七十年」
...大の男がそんなことをするというのはタブーであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...楠かタブの木か、みつちりと黒く茂つた若木もその間に立ち混つてゐます...
若山牧水 「樹木とその葉」
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