...思うにこの田中君のごときはすでに一種のタイプなのだから...
芥川龍之介 「葱」
...しばらくして出て来たのは陰気な型(タイプ)のひょろ長い...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...タイプの音が断続的に聞えてくる...
豊島与志雄 「悲しい誤解」
...タイプの一つがここに見られる...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...藝人などによくある型(タイプ)の男前です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...と其処(そこ)には一枚のタイプライター用紙に...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...写真機もタイプライターも持つてゐませんでしたが...
林芙美子 「シベリヤの三等列車」
...大学の助教授といったタイプの係官が...
久生十蘭 「あなたも私も」
...その階級のタイプにしては...
久生十蘭 「川波」
...あたしはミシンもタイプライターもだめなんです...
久生十蘭 「黒い手帳」
...錆(さ)びかかったようなタイプライタアを思い出した...
堀辰雄 「旅の絵」
...そのプロトタイプのやうなものを見出し得るのではないか...
堀辰雄 「若菜の卷など」
...この独特のタイプ文字はコドリントンだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...死そのものにはタイプがない...
三木清 「人生論ノート」
...型(タイプ)であるともいわれている...
三木清 「哲学入門」
...十八のとき広島へタイプの稽古に行っていたときは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私が昔ロシア語のタイプをうったとき使った紙ののこりとなります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...タイプライターを本職にしている女だったら大抵家(うち)の近所か...
夢野久作 「暗黒公使」
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