...その出口からゾロゾロと出てくる見物人の中に...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...乗客はゾロゾロ下り始めたが...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...今ゾロゾロと山を下って帰って来るところであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...困ったものだよ副将軍と言われるお人が一国さて置き半国ばかりの政事ができぬか家来は不服で四方に分散お前もまことに摺古木野郎(すりこぎやろう)だ高を差出し十万余りの賄(まかな)い貰って引込み思案が相当だんベエチャカポコ チャカポコチャカポコ チャカポコそれはさて置きゾロゾロいなさる閣老参政その他の役人分別ついたか因循姑息(いんじゅんこそく)も時によります歌舞伎芝居の上使の壱岐さん田舎(いなか)ざむらい...
中里介山 「大菩薩峠」
...日本の新聞記者もゾロゾロいた...
蜷川新 「天皇」
...縄はゾロゾロと解けて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ゾロゾロと歸つてしまつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人垣は後ろの方からゾロゾロと崩れて行くのでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ゾロゾロゾロと崩れ落ちるのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ゾロゾロと見張りの前を通って行った...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...賑やかに討論したり笑ったりしながらノートを片手にゾロゾロ博物館の床の上を歩きまわる...
宮本百合子 「刻々」
...上野は天王寺の墓地へお参りする人ゾロゾロよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...後から押されて押されるままにゾロゾロ川へ落ちる奴があるか! お! あれ! しかし無理もねえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...怖々戸口から外を覗いてからゾロゾロ出て行く...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...みんなゾロゾロと連れ出ってオシャベリ姫をすっかり取り巻いてしまいました...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...ホッとした連中が訳もなくアトからゾロゾロとクッ付いて行った...
夢野久作 「幽霊と推進機」
...開け放たれた襖の奥からゾロゾロと六...
吉川英治 「剣難女難」
...そして自分から入口の土間へ姿をみせ、「啓之助はここにいるが、なんじゃ」「あ、おいでなさいましたか」入ってきたのは、剣山の山番たち、ゾロゾロと七、八人、一人が手に一本の矢を持って、漆(うるし)が干(ひ)からびたような鏃(やじり)の血汐を啓之助に見せていった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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