...『八犬伝』には幾多の興味ある挿話(エピソード)がある...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...ほんの短いエピソードなのだが...
海野十三 「ヒルミ夫人の冷蔵鞄」
...今より三十三年前に起った一つの出来事をここに抽出して――しかも付録(アペンディクス)というか挿話(エピソード)というか...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...それにはおもしろいエピソードがあるのだ...
田山花袋 「少女病」
...そうしてその題下に「構成モンタージュ」「場面(景)のモンタージュ」「插話(エピソード)のモンタージュ」等の小区分を設けているのである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...学校教場の生徒の列もいくらかこれに応ずるエピソードである...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...もう一つのエピソードを導入したいので次のような仕かけを考えたものである...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...同情に就いての一つのエピソードを読者は思い起すだろう...
戸坂潤 「社会時評」
...有名なエピソードを思いだす...
久生十蘭 「だいこん」
...この僕のフエンシングに就いての幾つかの息苦しいエピソードを誌すつもりでペンを執りましたが...
牧野信一 「僕の運動」
...斯くもさんざんに打ちのめしたかといふ世にも滑稽なエピソードは...
牧野信一 「三田に来て」
...吹きっさらしの監獄部屋のあるこのツアー国家に顔中うみ汁と吹き出ものだらけの赤ん坊が生まれた!これが資本家どもの政変と陰謀的祝賀と僕らの次の餅のエピソードとの起源となったのだ―――八人に一人づゝ囚人労働の短縮を申しわたされ「祝」と書いた餅が僕らに二つづゝ配られた裾綿のちぎれた赤い筒袖を羽織りながら...
槇村浩 「餅の歌」
...その時代私の読書における一つのエピソードは...
三木清 「読書遍歴」
...エピソードにとんでゐますが...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...その特殊な条件をもつ短い時期のうちにおこった一つ二つのエピソードを中心として...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...この頃よくこんなエピソード思い出します...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...エピソードにはいろいろの美しき絵様(えよう)あり...
柳田国男 「遠野物語」
...そのエピソードは句の美しさを殺して駄目だな...
横光利一 「旅愁」
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