...近所隣りの人々がソワソワして往(い)ったり来たりしていた...
内田魯庵 「最後の大杉」
...彼に急にソワソワしだした...
海野十三 「深夜の市長」
...老人はソワソワと落ちつきがなく...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...何となくソワソワと落ちつかないのだ...
江戸川乱歩 「疑惑」
...いやにソワソワしている...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...ソワソワした声で...
高見順 「如何なる星の下に」
...ソワソワして殆(ほと)んど仕事も何も手に着かない程でした...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...なんとなくソワソワして「以前...
野村胡堂 「胡堂百話」
...六兵衛はしきりにソワソワしておりますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...五甥(をひ)の音次郎はソワソワと動いて居りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...妙にソワソワして居りましたが」これだけの問答をすませると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...船も高級船員もソワソワしていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...昂奮しているせいか、いつもより顔の色が悪く、ソワソワして、まるっきり落ち着きがなかった...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ひどく色気の悪い顔つきで歩道の方を眺めながら何かソワソワと落着かぬ体である...
久生十蘭 「魔都」
...独りお勢而已(のみ)はソワソワしていて更らに沈着(おちつ)かず...
二葉亭四迷 「浮雲」
...」と云つても道子の眼は先のものにばかり輝いてゐるらしく彼の言葉で更に新しい緊張を感じた如くソワソワとして...
牧野信一 「凸面鏡」
...外出しようとする僕の袂をとらへて「あなたは東京に来て以来何だかソワソワしてゐて妙だ...
牧野信一 「僕の運動」
...臼杵先生は大変にソワソワして昂奮しておられるようだったが...
夢野久作 「少女地獄」
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