...ソックリの実例があることを発見して...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...短かい靴下(ソックス)を穿(は)いていたあなたの脚に生毛(うぶげ)がいっぱいに生えているのがみえました...
田中英光 「オリンポスの果実」
...蛇の鱗ソックリに綾取った赤樫の木目が眼を刺すようにイライラと顕(あら)われていたからである...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...私のお母様にソックリでおいで遊ばすことは...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...妾はナンニモ持たないけど……妾のこの身体(からだ)でよかったらソックリお前に上げるから...
夢野久作 「ココナットの実」
...その方に私の全財産である「死後の恋」の遺品(かたみ)をソックリそのままお譲りして...
夢野久作 「死後の恋」
...いつの間にか学生時代とソックリの瓢軽者(ひょうきんもの)に立ち帰っていた...
夢野久作 「少女地獄」
...御覧の通り葉の形から花の恰好まで白い方の分とソックリで御座いますが...
夢野久作 「白くれない」
...即ち地球表面上は古往今来ソックリそのまま「狂人の一大解放治療場」となっているので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ソックリそのまま寝間着(ねまき)に使っていたのでした...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その瞬間に私とソックリの顔が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その前に音楽学校のバンドを締めた美鳥ソックリの少女が姿勢正しく立って...
夢野久作 「二重心臓」
...この獣はソックリ熊の形でありながら...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...▼しかも不断にその人の真実の奥底まで表現してソックリそのまま相手に感銘させている...
夢野久作 「鼻の表現」
...先生がよく玲子にお話して聞かして下すった西洋の探偵小説とソックリの怖い怖い悲しい悲しいことばかりが玲子の家(うち)の中一パイに渦巻いております...
夢野久作 「継子」
...ほんとにソックリな節廻(ふしまわ)し...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...その慶子とソックリの女性に...
蘭郁二郎 「地図にない島」
...美男型の中野ソックリの貌(かお)になろうとしているのだ...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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