...しかし「新詩社」は啄木の外にもこの「オデイツソイスの弓」を引いたもう一人の歌人を生み出してゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...「クコロアペウチ(わが家の火神)、――ソイワアン、カモイ(そとにゐます神達...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...イソイソと彼女の後についていって...
海野十三 「三人の双生児」
...オディスソイスが女神カリプソーの為めに...
高木敏雄 「比較神話学」
...水田は、村のはづれに、ほんの少しあるだけだが、水産物は相当豊富なやうで、ソイ、アブラメ、イカ、イワシなどの魚類の他に、コンブ、ワカメの類の海草もたくさんとれるらしい...
太宰治 「津軽」
...其の時ばかりは別人の様にイソイソ立働いて...
谷崎潤一郎 「幇間」
...銭形の親分さんを」お滝はイソイソと降りて来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...さアどうぞこちらへお入り下さい」といってイソイソと玄関わきの居間へ導いた...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...クソインテリ...
三好十郎 「胎内」
...中江先生がソイツを棚の中から引っこ抜いてお出でになって...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...それじゃソイツの名前を思い出すまで仮りにAとでも名付けて...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...毛唐(けとう)で破廉恥脳(バレンチノ)という女たらしの映画俳優が居たがソイツによく肖(に)ている...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...とにかくソイツを訳のわからねえまんまに台湾館の前に突立って...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...そのナイフの刃を暗い窓あかりに透かしてみるとソイツが黒い女の髪の毛なんで……あっしはドキンとしましたよ...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...……しかもソイツが又...
夢野久作 「爆弾太平記」
...イソイソとしていたので...
夢野久作 「人の顔」
...ソイツが立消えになった...
夢野久作 「無系統虎列剌」
...心はただイソイソと先にある...
吉川英治 「新・水滸伝」
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