...丁度時計のゼンマイに似た螺旋文字(らせんもじ)が一面に並べてありました...
芥川龍之介 「河童」
...頭の中の鉄条(ゼンマイ)が一時にほぐれたような勢(いきおい)で...
芥川龍之介 「毛利先生」
...ゼンマイ仕掛けで...
海野十三 「人造物語」
...その人が大きな四角いゼンマイ時計の前で腕をこまぬいている...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...ゼンマイをまくのです...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...懐中時計のゼンマイにノコギリのような歯をつけたもので...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...妙なゼンマイをいぢくつたり図面を取りちらしたりしてゐた...
種田山頭火 「行乞記」
...何かわりに簡単なゼンマイ仕掛けのメカニズムで...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...ゼンマイ秤で目方を測るのは瓢箪(ひょうたん)で鯰(なまず)を捕える以上の難事であろう...
寺田寅彦 「方則について」
...ちょうどそういう目的に適うような自動記録ゼンマイ秤というものがあるので...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...まず烏賊の肉の一片を皿に載せてそれをゼンマイで吊すのである...
中谷宇吉郎 「雑魚図譜」
...いわばゼンマイ秤の針の動きから材木の商品価値が直ぐに分るのである...
中谷宇吉郎 「雪」
...汽船はゼンマイ仕掛けのおもちゃのそれのようだった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ゼンマイのきいている間は...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...ゼンマイの切れた時計のように...
火野葦平 「花と龍」
...……」「アッハッハハハ……」ゼンマイの切れるまでは止(と)まらぬ笑い機械のように...
火野葦平 「花と龍」
...漕手は不断のゼンマイ仕掛のやうに小さく動いてゐる舟の人々の姿を...
牧野信一 「円卓子での話」
...ゼンマイ人形のようにピョンピョン飛び出したが...
夢野久作 「一足お先に」
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