...五月末雨季になりたてにデカン高原地帯を越えて吹いてくる季節風(モンスーン)が...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...たとえばアジア大陸と太平洋との間に起こるとそれがいわゆる季節風(モンスーン)で...
寺田寅彦 「茶わんの湯」
...そうして欧米には無い特別のモンスーンの影響を受けている...
寺田寅彦 「涼味数題」
...途中は右の通り快晴(もっとも一回モンスーンの来襲ありたれども)一同万歳を唱えて昨早朝錨(いかり)を当湾内に投じ申し候...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...その倫理学――之はハイデッガーの非常に器用な活用であって文理科大学あたりの道徳専攻の先生方の倫理学とは比較にならない――をこのモンスーン説に結びつける他はない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...モンスーン、砂漠、牧場の三型である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...日本はモンスーン型にぞくする風土をもつ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その土地はモンスーン地帯にぞくしているということだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...「豊富な湿気が人間に食物を恵むと共に同時に暴風や洪水として人間を脅かすというモンスーン的風土の...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...モンスーン的忍従性の内でも...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...モンスーンの大ウネリに惱まされつゝ...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...たちまちドスーンと落ちるにきまつてゐると思ふと...
槇本楠郎 「かぶと虫」
...スーンと走って痛むのでクサレがひろがるのかと気を揉んだのですって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...○文教局長主催の座談会席上にて彰化市の籃蒸(ナンスーン)を示しつつこういうものを普段平気で使いこなすその生活の幅...
柳宗悦 「台湾の民藝について」
...平土間へドスーンと投げつけた...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...ドスーンとむこうへ宙返(ちゅうがえ)りを打った...
山中峯太郎 「小指一本の大試合」
...たちまち八方からふり出された六尺棒に脛(すね)を払われてドスーンともんどり打ってしまった...
吉川英治 「剣難女難」
...南西モンスーンにのって...
和辻哲郎 「鎖国」
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