...あのムッツリした朴々(ぼくぼく)たる君子がテケレッツのパアでステテコ気分を盛んに寄宿舎に溢(あふ)らしたもんだ...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...或る男の手記、彼はま夜中にひとり踊る、何を踊る、ステテコ、ステテコ、オツトヤレコラ、ハクシヨイ...
種田山頭火 「其中日記」
...そんなこと言うもんの頭をステテコテンそんなこと言うもんの頭をステテコテンと...
中里介山 「大菩薩峠」
...そんなこと言うもんの頭をステテコテンそんなこと言うもんの頭をステテコテンステテコテンの対抗合唱で...
中里介山 「大菩薩峠」
...心臓が肋骨の下でステテコを踊り出す...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その間に君はミミイ嬢に演説でもステテコ踊りでもなんでもいいから手早くやらして...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...何にもかも放り出してステテコのようなものを踊り出しますんです...
久生十蘭 「魔都」
...ステテコを踊ったりして...
火野葦平 「花と龍」
...ステテコの円遊もじつは二代目で初代は円朝門下の先々代新朝であり...
正岡容 「初代桂春団治研究」
...明治開化(かいか)の爆笑王(ばくしょうおう)ステテコの円遊(えんゆう)も...
正岡容 「滝野川貧寒」
...今はステテコで通っている...
山本笑月 「明治世相百話」
...いかさまステテコを売り物にお笑い専門の人気男...
山本笑月 「明治世相百話」
...あっしがステテコを踊ることになったんで……船の中に派手な三桝(みます)模様の浴衣(ゆかた)と……その頃まだ団十郎(くだいめ)が生きておりました時分で……それから赤い褌木綿(ふんどしもめん)と...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...その中(うち)にあっしのステテコの番が来たんで立上ろうとしているところへ今の植木屋の六の親父でゲス...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...あっしと組になってステテコを踊ることになっていたんですが...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...あっしが引っくり返(けえ)ったのを見ると直ぐに追っかけて引っくり返(けえ)りやがったんだそうで……これは大変だと思ったトタンに世界中が平ベタクなったてんですからダラシのねえ野郎で……お蔭でステテコはオジャンになっちまいました...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...アトから聞いてみると揃いも揃ったステテコが二人つながって引っくり返(けえ)った...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...場違いのステテコだ……てんで船中の大評判になったんだそうで……おまけに二人とも……大変だ大変だ……とか何とか変な譫語(うわごと)を並べたもんですから...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??