...ある場所では実際必要があってステップを切ったりするようになると...
石川欣一 「可愛い山」
...彼女がステップに足をかけたとき...
海野十三 「深夜の市長」
...大月氏は扉(ドア)を開けてステップの上へ立ち上ったまま中の巡査へ云った...
大阪圭吉 「白妖」
...軽いステップの音と一緒に...
大阪圭吉 「花束の虫」
...最後に、ステップ、ウインク、投げキッスと、三拍子(さんびょうし)、続けてやられたとき、その濡(ぬ)れたような漆黒(しっこく)の瞳が、瞬間(しゅんかん)、妖(あや)しくうるんで光るばかりに眩(まば)ゆく、ぼくは前後不覚の酔(よ)い心地でした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...少し血の循(めぐ)りが悪いんじゃないかね」やがて八番目のワン・ステップが始まって...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...私は彼がステップを蹈(ふ)んで...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...「ホフマンの舟唄(ふなうた)」……サト子はリズムに乗ってステップしながら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...ステップでも踏むような軽々とした足取りで囲爐裡の向う側まで逃げて行くと...
久生十蘭 「魔都」
...右に左にステップを踏んでいる……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...そして殊の他巧みなステップであつた...
牧野信一 「籔のほとり」
...三ステップを叩いたが...
松濤明 「春の遠山入り」
...広大なステップが無人のままにあり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ステップを降りるときバネで「ありがとうございます」と叫ぶ仕掛けを発明したら...
宮本百合子 「ありがとうございます」
...白い脚をスッスッと出してタンゴの二三節のステップを踏む)このような声をした(唄う身ぶり)緑川美沙という...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...数組の男女が慎重にステップに気をつけた態度で踊っていた...
横光利一 「旅愁」
...みんなステップをしずめて...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...巨大な恐竜が欧州やアジアの熱帯性ステップに跋扈していた時既にこの途方もない死んだ都市を建設し居住していた存在の本性について...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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