...それも海へ入るというよりは其辺の海岸をスケッチブック片手に歩き廻っているに過(すぎ)ませんでした...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...袂(たもと)にスケッチブックのあることを忘れた...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...スケッチブックを出す...
大下藤次郎 「白峰の麓」
...三日前にあのスケッチブックアービングの...
大杉栄 「獄中消息」
...水禽(みずどり)の大鉄傘ちかくのベンチに腰かけてスケッチブックへ何やらかいている佐竹を見てしまったのである...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...佐竹のスケッチブックをそっと覗いてみた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...スケッチブックをぱちんと閉じた...
太宰治 「ダス・ゲマイネ」
...明治三十五年の夏の末頃逗子(ずし)鎌倉へ遊びに行ったときのスケッチブックが今手許(てもと)に残っている...
寺田寅彦 「海水浴」
...今ごろ本屋でスコットの「湖上の美人」やアーヴィングの「スケッチブック」やニーチェの「ツァラツーストラ」でも探すとしたらすぐに手に入るかどうか心もとないような気がする...
寺田寅彦 「柿の種」
...八つ切りくらいのスケッチブックへ鉛筆で簡単なスケッチをしたが...
寺田寅彦 「中村彝氏の追憶」
...それが自分の想像のスケッチブックのあるページへ「坂本四方太寓居の図」をまざまざと描き上げさせる原動力になったものらしい...
寺田寅彦 「俳諧瑣談」
...有田については陶器よりも別な珍奇なものが頭の中のスケッチブックに記録されている...
寺田寅彦 「二つの正月」
...市木さんは例のスケッチブックに...
豊島与志雄 「絶縁体」
...アービングの『スケッチブック』とを送り届けてくれたので...
永井荷風 「十六、七のころ」
...君と机を並べてワシントン・アービングの『スケッチブック』を読んだ時...
西田幾多郎 「我が子の死」
...スケッチブックを探して歩いた...
林芙美子 「屋久島紀行」
...又スケッチブックに向ひ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...記者がテーブルの上に投(ほう)り出した大型のスケッチブックとマドロスパイプを見て...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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歌舞伎の日