...芸術という文化の「ジャンル」は文化史的には最も直接な所与の現象を示すものだが...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...芸術の内に於ける諸ジャンルの区別を与える...
戸坂潤 「映画芸術と映画」
...又その意味に於ける「技術の哲学」――之は実に沢山出版されている哲学書のジャンルだ――の大方なのだ...
戸坂潤 「技術的精神とは何か」
...芸術ジャンルの相違は別としても...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...ではブック・レヴューとは何か、というような抑々の問題になると、本書の「ブック・レヴュー論」という文章もあって、今ここに評説する余裕はないと思うが、要するにブック・レヴューなるものは、クリティシズム(批評・評論)の一つの分野か、一つのジャンル、であると思われるのである...
戸坂潤 「読書法」
...「ブック・レヴュー」というものがクリティシズムの一つの重大なジャンルであり...
戸坂潤 「読書法」
...古代ギリシアのエポスは個人と社会とが分裂していない時代の意識を反映するに適した文学ジャンルであって...
戸坂潤 「読書法」
...却って小説とか詩とかいう特定の文芸のジャンルを意味したり...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...だがこういう様々の形態やジャンルに於ける認識も...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...科学とか芸術とかいう文化のジャンルに他ならない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...それ故宗教を文化の独立な安定したジャンルと見ることは...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...とに角小説や戯曲や詩というジャンルを創作と呼び...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...批評も亦作品と併ぶ作品の一ジャンルと考え得る所以だ...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...国芳の描ける活気ある風景画の或物(あるもの)はけだしこの種類(ジャンル)中の逸品たると共にまた浮世絵板物(はんもの)を通じてその最も偉大なるものたり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...これは独立したAという属(ジャンル)にはいる...
久生十蘭 「金狼」
...この屍体が生前非常に高級なジャンルに属していたということが明瞭に見てとられるのである...
久生十蘭 「魔都」
...うっかりこのシルエットが鵞鳥の食欲と一しょに彼の身内に食ひ入ったが最後二種類のジャンルのブルジョアーは彼にマラリア病のように不健康な影響を与へる僕らのからだには自然にバイロン...
槇村浩 「長詩」
...六代目と花柳章太郎君が演った「影」の原話である)を自在に使駆して文芸講談のジャンルを開拓した同翁は...
正岡容 「わが寄席青春録」
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