...精神とかジャンルとか現象とかのこむずかしい言葉を言い出し...
太宰治 「狂言の神」
...クリティシズムというものを個々の作品又は一定限界の芸術ジャンルから自由として之にクリティシズムそのものとしての世界の独自性を賦与することをば...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...芸術ジャンルの相違は別としても...
戸坂潤 「クリティシズムと認識論との関係」
...それが仮に論議的なジャンル乃至スタイルのものであっても...
戸坂潤 「思想としての文学」
...併し今問題になっているのはエポスというジャンルのことであって単に内容上のモメントのことではないからだ...
戸坂潤 「読書法」
...ロマンの本質がブルジョア社会の文学ジャンルであるというテーゼが...
戸坂潤 「読書法」
...小説や詩というジャンルが即ち文学だというような潜在観念を産んでくるのである...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...一般の芸術・道徳・政治・宗教(之はいつまでも文化の独立なジャンルとして留まり得るものでないと思うのだが)・も...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...科学とか芸術とかいう文化のジャンルに他ならない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...文芸評論(一般に評論)も亦文芸創作の一つのジャンルだという意味だとすると...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...批評も亦作品と併ぶ作品の一ジャンルと考え得る所以だ...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...文学ジャンルの進展を夢みてる者もあろう...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...如何なる美の様相(ジャンル)にも感じないといふ世上によくある道義家は...
中原中也 「我が詩観」
...あらゆるジャンルの秀でた人々が勲章...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...これは独立したAという属(ジャンル)にはいる...
久生十蘭 「金狼」
...この屍体が生前非常に高級なジャンルに属していたということが明瞭に見てとられるのである...
久生十蘭 「魔都」
...六代目と花柳章太郎君が演った「影」の原話である)を自在に使駆して文芸講談のジャンルを開拓した同翁は...
正岡容 「わが寄席青春録」
...エッセーという語はまだそういうジャンルの名称とはなっていなかった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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