...場内はシーンと静まり返った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...暗やみの地下室は、まるで墓場のように、シーンと、しずまりかえっていました...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...やっぱりシーンとしています...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...すると、そのとき、シーンと、静まりかえっていた原っぱが、にわかに、さわがしくなりました...
江戸川乱歩 「鉄人Q」
...中には随分滑稽なシーンもありました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「耳香水」
...シーンとして物音ひとつきこえてはまいりません...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...ナンセンスの一シーンとしてはどうだらうか...
種田山頭火 「行乞記」
...これを彼(か)の「モロッコ」の冒頭に出て来るアラビア人と驢馬(ろば)のシーンに比べるとおもしろい...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...同じようではあるが「全線」の巻頭に現われるあの平野とその上を静かに流れる雲の影のシーンには...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...しかしこのシーンは何を「意味する」か...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...こんな光景(シーン)はいまだかつて一回も起らなかった事を僕は君に明言しておきたい...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その美しくも無氣味な情景(シーン)も一瞬にして消え...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世にも恐ろしいシーンだったのです...
野村胡堂 「焔の中に歌う」
...八つ橋は全然かげにゐるこの住居のシーンの方が...
正岡容 「吉原百人斬」
...よせいっ!闇の中の声 ……(いっときシーン...
三好十郎 「樹氷」
...あたりはシーンとなってしまう...
三好十郎 「その人を知らず」
...その夢のどのシーンにも必ず辰子が現れた...
横光利一 「悲しみの代價」
...あたりがシーンと静もりかえっているせいか...
蘭郁二郎 「鱗粉」
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