...水をうったようにシーンと静まり返っている...
モオパッサン 秋田滋訳 「墓」
...草叢はシーンと鎮まりかえっていた...
海野十三 「地球盗難」
...シーンとしずまりかえっていましたが...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...あたりはシーンとして...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...唯、あるシーンと、ある情操とが浅い看客の眼を喜ばせるばかりである...
田山録弥 「或新年の小説評」
...それでも一つ一つのシーンにもまた編集の効果にもなかなか美しいものが多数に見られるのであった...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...従って「その次」のシーンに対する好奇心も起こらない...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...たとえばわずかに書物のさし絵として見る「ポチョムキン」や「母」の中のいろいろのシーンからもうかがわれる...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...突然ドシーンとすさまじい響に家屋を震動させて...
永井荷風 「雪解」
...皆シーンと静まり返り...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...劇の一段(シーン)がたった五六行で...
夏目漱石 「作物の批評」
...ほかに「レヴォルュショナル・シーン」の合唱が二枚あったが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...一瞬(しゆん)シーンとなりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...シーンとして靜まり返つてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...バリバリドタドタドタドタンピシーン...
正岡容 「圓太郎馬車」
...遺骨の化石を留むる下エオシーン期の馬で...
南方熊楠 「十二支考」
...重いと云って来た妹の病気について善い予期ばかりを持って居たい私の心に祖母の言葉はズシーンズシーンと響いた...
宮本百合子 「悲しめる心」
...獄中は薄暗くシーンとなる...
吉川英治 「新・水滸伝」
便利!手書き漢字入力検索