...――さういふ微苦笑劇の一シーンに時々出くわす――今日もさういふことがあつた...
種田山頭火 「行乞記」
...シーンや心理を完全に読者の前に展(ひろ)げて見せることが出来ない...
田山録弥 「小説新論」
...シーンの取扱方は...
田山録弥 「小説新論」
...満場をシーンとさせました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ドシーン! と鳥(とり)が石臼(いしうす)を頭(あたま)の上(うえ)へ落(おと)したので...
グリム 中島孤島訳 「杜松の樹」
...それで皆もシーンとしたし...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...店の中はかえってシーンと静まり返って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一瞬(しゆん)シーンとなりました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...不意の出來事にシーンとして...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...街のシーン幾つか...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...シーンとお客は咳ひとつしないで...
正岡容 「寄席」
...女房ヒーッと叫んで転ぶように土手下へ去る――少しシーンとする)仙右 (ガタガタする手で懐中を捜ってみて)……こ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ゲンマンしましょう!」そうです子供らしいと笑いなさいそうです子供のように二人ともゲンマンしながら頬笑んでいたけれど心はシーンと...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...(二人はクスリと笑ってシーンと静まる)春子 (かなり離れた上の方に立停って)このへんじゃなかったかしら...
三好十郎 「樹氷」
...人なきようにシーンと静まりかえってしまった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それなり後はシーンとしてしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...シーンと静まりかえって...
蘭郁二郎 「地図にない島」
...シーンと落着いて行った...
蘭郁二郎 「夢鬼」
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