...一番親しくしたは二葉亭の易簀(えきさく)当時暹羅(シャム)公使をしていた西源四郎と陸軍大尉で早世した永見松太郎の二人であった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...その中にシャム人の指先の器用なことを述べて...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...庄造だってもっと美しい波斯(ペルシャ)猫だの暹羅(シャム)猫だのを知っているが...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...裕福な地主の娘シャムラーエフ(イリヤー・アファナーシエヴィチ) 退職中尉(ちゅうい)...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...駅まで歩いて行きます!シャムラーエフ (カッとして)そういうことなら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...マーシャ 三をお置きになって? 八! 八十一! 十!シャムラーエフ まあそう急ぐな...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...うまい!シャムラーエフ ブラボー!アルカージナ この人はね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...大仏次郎君からシャム猫の子を貰うつもりだったが...
豊島与志雄 「猫先生の弁」
...シャム王の白象厩(べや)に二猴をも飼えるを見問うて象の病難除(よけ)のためと知った由...
南方熊楠 「十二支考」
...クローフォールドの『暹羅(シャム)使記』に見ゆ...
南方熊楠 「十二支考」
...これは美味(おいし)い」とムシャムシャ食べ初めぬ...
村井弦斎 「食道楽」
...「たしかグレシャムも云っているが...
山本周五郎 「季節のない街」
...余――ホリシスに与えらるべきものである」と云ううちにホリシス神はダメス王の鼻を口に入れてムシャムシャと喰ってしまいました...
夢野久作 「鼻の表現」
...支那を見よ、印度を見よ、シャムを見よ、ペルシャを見よ...
横光利一 「上海」
...その皮をむいては仮面の下からムシャムシャと頬張って...
吉川英治 「江戸三国志」
...たきびで焼いた兎(うさぎ)の肉をひとりでムシャムシャ食(た)べている...
吉川英治 「神州天馬侠」
...マニラ艦隊がシャムで日本商船を捕獲した事件が起り...
和辻哲郎 「鎖国」
...一六三二年にシャムの圧迫が加わったときには七隻のジャンクでメーナム河口へ封鎖に行った...
和辻哲郎 「鎖国」
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