...グシャグシャにシーツの乱(みだ)れているその寝台の上を見た...
海野十三 「柿色の紙風船」
...グシャグシャした腹のほうは...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...手にした効能書を無造作にグシャグシャと丸めてしまった...
高見順 「如何なる星の下に」
...車や馬の通ったところはグシャグシャしているが...
田山花袋 「田舎教師」
...路はまだグシャグシャしている...
田山花袋 「田舎教師」
...むしろトロンボンの類でシャグバット(英)サクビュト(仏)サカブケ(西)なども事によると何か縁があるかもしれない...
寺田寅彦 「日本楽器の名称」
...この草には右のオキナグサのほかになおたくさんな各地の方言があって、シャグマグサ、オチゴバナ、ネコグサ、ダンジョウドノ、ハグマ、キツネコンコン、ジイガヒゲ、ゼガイソウもその内の名である...
牧野富太郎 「植物知識」
...四國の赤シャグマ等の怪がある...
南方熊楠 「人柱の話」
...何を見てもハシャグんでして...
三好十郎 「樹氷」
...とか「シャグマ」とかいって...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...シャグマ」と喚き立て出て行けがしの愛想づかしだった...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
...シャグマの清子は後でそのことを良人から聞いて...
矢田津世子 「茶粥の記」
...九州の方へ行くとアマノシャグメという人が多い...
柳田国男 「年中行事覚書」
...沖縄県でも本島はテインシャグ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...蝦夷のシャグシャインやツキノイ...
柳田国男 「山の人生」
...しかし何しろこの扮装(こしらえ)は総体で十三貫目もありましてシャグマだけでも一貫目近くあります...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...その粘液の全部を前垂れにグシャグシャと包んで上り口から投げ棄てると...
夢野久作 「近世快人伝」
...グシャグシャと噛んで...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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