...それにこのシックなマルコニー・スループは...
大阪圭吉 「死の快走船」
...英文学の教授みたいに温厚なそしてクラシックな品位を養いつつある最中...
谷譲次 「踊る地平線」
...今から見れば古典的な姿が当時の大学生には世にもモダーンなシックなものに見えたのであろう...
寺田寅彦 「海水浴」
...それこそ五分の隙(すき)もないシックな気取り方で...
徳田秋声 「仮装人物」
...シックな青年を見馴れている青江の興味を惹くものはどこにもなかった...
豊田三郎 「リラの手紙」
...決してシックなものではない...
直木三十五 「大阪を歩く」
...あのクラシックな立木の模様...
中里介山 「山道」
...無自覚にクラシックな韻文を書いているのではない...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...なんともいえないほどシックなの……あまり...
久生十蘭 「あなたも私も」
...ひとくちにいえば非常にクラシックなパァティだった...
久生十蘭 「だいこん」
...とてもシックなんだ...
久生十蘭 「だいこん」
...二十八日 火曜〈八月二十日のクウ・デタ〉が成功していたらクラシックな方たちは一人のこらず機関銃で薙ぎ倒され...
久生十蘭 「だいこん」
...ここには一つしか椅子がないのです」なかなかシックないいまわしだ...
久生十蘭 「だいこん」
...こういうシックな申込みを受けるのは...
久生十蘭 「だいこん」
...そうして彼の叔母のクラシックな愛のなかでは...
堀辰雄 「恢復期」
...クラシックな美貌(びばう)の線がなめらかに其の額へと上つてゐた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...近代ではゴッホから出発してクラシックな安定の中に腰をすえたドランなどに強く引かれるのもそのためらしいし...
三好十郎 「ゴッホについて」
...クラシックな書物の値段が高くなってくる...
山本実彦 「十五年」
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