...殿(しんがり)艦のシクラメンでは...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...シクラメン号の後方海面へ集注せられた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...単なる花の香水、ジヤスマン、リラ、ローズ、ヒヤシンス、シプル、シクラメン等も、その表情がそれぞれ違つてくる...
大手拓次 「「香水の表情」に就いて」
...畳古きにも旅情うごく□樹影雲影猫の死骸が流れてきた・土手草萌えて鼠も行つたり来たりする□水鳥の一羽となつて去る飾窓の牛肉とシクラメンと三月六日曇后雨...
種田山頭火 「行乞記」
...川添屋(三〇・中)物乞ふとシクラメンのうつくしいこと恋塚といふ姓...
種田山頭火 「行乞記」
...シクラメンの赤いの白いの(三原丸)四月十四日坂下から清内路へ...
種田山頭火 「其中日記」
...(改作一句)・月夜の筍を掘る或る日或る家にてやたらにしやべればシクラメンの赤いの白いの三月三十日晴れてうららか...
種田山頭火 「其中日記」
...・風のなか野糞する草の青々・風がさわがしい木の芽草の芽おちつけない折嶺ほんに生れて来たばかりの眼をあけてさめざめ濡れてかたすみのシクラメン・風をあるいて来てふたたび逢へた水たまり花びらたまり霽れそうもない雨の四月廿二日雨――曇...
種田山頭火 「旅日記」
...なんだかわかるか? 俺の作った新種なんだ――シクラメン・ヘレナエ...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...シクラメン・ヘレナエって名前でね...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...「シクラメンって厭な匂いだ...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「シクラメンって厭な匂いだ...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...シクラメンの鉢が置いてあつた...
堀辰雄 「CARTE POSTALE」
...小学校時分からミカン箱へシクラメンの実生を育てたりしていた...
「おもかげ」
...発展がありゃしないや」シクラメンの細かい発芽の上にとどまっている順二郎の動かない視線のなかには孤独な...
「海流」
...稲ちゃんのシクラメンがここの机の上にあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...側台にバラが二輪とさち子さんのくれたシクラメンの鉢...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...シクラメンと百合の花...
横光利一 「花園の思想」
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