...王宮の中でサンダルを履いたまま歩くことを許され...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...そこで僕もサンダルをつっかけて...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...ちびたサンダルげたが足もとにころがっていた...
江戸川乱歩 「影男」
...熱い砂の上を婦人達が履いて歩く可愛い海水靴(サンダル)であると推定したんだ...
大阪圭吉 「花束の虫」
...いまは、素裸にサンダル、かなり丈夫の楯(たて)を一つ持っている...
太宰治 「春の盗賊」
...やはり素足にサンダルを穿いて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...赤帽を着て足にはサンダルをはき...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...磨減(すりへ)ることとてなき草履(サンダル)よ!……どのパンタンも...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...足袋もはかずに汚れた素足でサンダルをつつかけてゐる...
林芙美子 「浮雲」
...いつなの? いつのことなのよツ?」そのまゝの姿でサンダルをつゝかけて...
林芙美子 「ボルネオ ダイヤ」
...その予言者は木皮のサンダルをはき...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私の足はエジプト風の草履(サンダル)を穿つて居りました...
牧野信一 「青白き公園」
...でなければ薄底のサンダルでも穿いてゐるやうに...
牧野信一 「心象風景」
...脚には七宝を鏤めた鞣皮のサンダルを結んだ...
牧野信一 「ゾイラス」
...青草を踏むサンダルの感触が...
牧野信一 「ゾイラス」
...ついサンダルのさきで軽く小あたりに蹴(け)つて見たくなつたものだ...
宮地嘉六 「老残」
...ワンピースにサンダル下駄を突っかけた登美が妙な表情をして...
三好十郎 「好日」
便利!手書き漢字入力検索