...サッサとどこかへたちさってしまいました...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...車窓にふきつけるサッサッササ……という音でわかった...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...気分が平常に復してサッサッと歩いて無事に登山が出来たと話した事があった...
関根黙庵 「枯尾花」
...用ハナイカラサッサト帰レ」「帰ルワ」ト云ウト...
谷崎潤一郎 「鍵」
...本道をサッサと参りましょう」それから後は存外無事でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「螢の燈台」
...「こんな豚共(ぶたども)に聴(き)かせるピアノではない」とピアノの蓋(ふた)を閉(とざ)してサッサと帰ったこともあり...
野村胡堂 「楽聖物語」
...拾い上げようともせずにサッサと行ってしまった――なるほど...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一体に急行といふことでサッサと運ぶ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...又その次に妹の方がサッサとよこした...
松永延造 「職工と微笑」
...それをサッサとポケットにしまいこんで)さあて...
三好十郎 「冒した者」
...サッサとリュックのほころびをつくろいにかかる……...
三好十郎 「おりき」
...サッサとイスにもどって来て低い声で)じょうだんじゃないぞ...
三好十郎 「その人を知らず」
...サッサと奥の出入口の方へ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...アアありがたい」とあまり露骨に語り出されてお登和嬢急に顔を紅(あか)くし半分は聴かぬ振(ふり)してサッサと我家へ帰り去りぬ...
村井弦斎 「食道楽」
...サッサッサッと片付けて...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...冷笑的な態度で反駁していた村井の言葉を……そうして最後に何の苦もなく哄笑しいしいサッサと別れて行った村井の態度を……ところが...
夢野久作 「殺人迷路」
...生徒たちが見送っているのも構わずにサッサと線路を伝い初めたのであった...
夢野久作 「木魂」
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