例文・使い方一覧でみる「サイ」の意味

...十一月まではローヤル・ソサイテーの評議員でもあったが... 十一月まではローヤル・ソサイテーの評議員でもあったがの読み方
愛知敬一「ファラデーの伝」

...サイラスが手をはなすと... サイラスが手をはなすとの読み方
リチャード・オースティン・フリーマン　Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳「オスカー・ブロズキー事件」

...嘉七の着物がかわいたので、嘉七はひとり杉林から脱けて、水上のまちに出て、せんべいとキャラメルと、サイダーを買い、また山に引きかえして来て、かず枝と一緒にたべた...
太宰治「姥捨」

...広島を焼き払うと空より撒かれた確かな噂で周囲の山や西瓜畑にのがれ夜明しをした市民は吠えつづけるサイレンに脅かされながらも無事な明け方にほっとして家に引返しのぞみのない今日の仕事へ出かけようと町に道路に溢れはじめたその朝　八月六日... 広島を焼き払うと空より撒かれた確かな噂で周囲の山や西瓜畑にのがれ夜明しをした市民は吠えつづけるサイレンに脅かされながらも無事な明け方にほっとして家に引返しのぞみのない今日の仕事へ出かけようと町に道路に溢れはじめたその朝　八月六日の読み方
峠三吉「原爆詩集」

...それが所謂サイコロジーというものだ... それが所謂サイコロジーというものだの読み方
戸坂潤「認識論とは何か」

...心理＝サイコロジーの内から発する... 心理＝サイコロジーの内から発するの読み方
戸坂潤「認識論とは何か」

...ネオンサイン青と赤との... ネオンサイン青と赤とのの読み方
直木三十五「大阪を歩く」

...オールド・ロング・サインを歌い... オールド・ロング・サインを歌いの読み方
萩原朔太郎「郷愁の詩人　与謝蕪村」

...サイゴンに置いて来た篠井といふ女は... サイゴンに置いて来た篠井といふ女はの読み方
林芙美子「浮雲」

...雅名帖にめいめいサインをして... 雅名帖にめいめいサインをしての読み方
久生十蘭「だいこん」

...食いなれないサイゴン米を噛（か）んでいた... 食いなれないサイゴン米を噛んでいたの読み方
本庄陸男「石狩川」

...「Khufu のＫはサイレントになるにきまつてゐらア！」「間抜野郎！」と相手も鋭く怒鳴つた...
牧野信一「歌へる日まで」

...巧みに一団を操る彼女は余程のサイレンだな... 巧みに一団を操る彼女は余程のサイレンだなの読み方
牧野信一「まぼろし」

...アジサイをこの詩の植物にあてはめて... アジサイをこの詩の植物にあてはめての読み方
牧野富太郎「植物一日一題」

...サイレンが何度も気味わるく太く長く空をふるわして鳴りわたる... サイレンが何度も気味わるく太く長く空をふるわして鳴りわたるの読み方
宮本百合子「犬三態」

...隣村の頓野先生のお嬢さん……しかも女学校をば一番で卒業さっしゃったサイエンス……ええ……何が可笑しいか...
夢野久作「笑う唖女」