...暮(くれ)六(む)つの鐘がゴーンと鳴つた...
泉鏡花 「雨ばけ」
...ゴーンゴーンとこころよい響(ひびき)をだしていたのが...
海野十三 「氷河期の怪人」
...それから、すこし行くと、足音の反響が、ゴーン、ゴーンと異様にひびく、ひろい場所に出ました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...ゴーンと陰鬱な響を立てて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...――ゴーント街のアッタスンという者ですが...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...ゴーンと陰気にこだまをかえす...
辻村伊助 「登山の朝」
...かたへに立つはペラゴーン...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
... 740又恐るべきゴルゴーン怪物すごき頭あり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...(大地に添ひて清き波送る流のアキシオス)槍の名將ペーレゴーン...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ところが夜がふけて来てゴーンと四ツの鐘でも鳴る頃になると...
永井荷風 「来訪者」
...急に闇が迫って――おりからゴーンと三井寺の鐘...
中里介山 「大菩薩峠」
...看経(かんきん)の鐘がゴーンと鳴りました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...ゴーンと鳴る鐘の音にしか頼るべきものがない...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...耳の傍でゴーンと鳴り始めます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いずれ、なにか変った趣向があるのだろうが、ちょうどいい折だから、かまわず出かけて行って遠慮なしに御馳走にあずかることにしよう」馬鹿な顔で、陽ざしを見あげているとき、すぐそばの瑞雲寺(ずいうんじ)の刻(とき)の鐘、ゴーン...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...修善寺の鐘ゴーン/″\と鳴る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ゴーンと山から山へ...
宮原晃一郎 「悪魔の尾」
...妖韻(よういん)のこもった鐘(かね)がゴーンと鳴りわたると...
吉川英治 「神州天馬侠」
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