...ギンネコ号はゆだんのならないゴロツキ艇だってね」「まあ...
海野十三 「怪星ガン」
...かってなふるまいをしてはばからないゴロツキ艇ギンネコ号の首脳部が...
海野十三 「怪星ガン」
...そんな邪魔な騒ぎをしないでまあ静かにしろと車引やゴロツキを引き込まして飄然(ひょうぜん)と地蔵様の前へ出て来ました」「雪江さん飄然て...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「それにしても身のほどを知らない、ゴロツキだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...それはほん者のゴロツキであって...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...クリカラモンモンのゴロツキではないか――時次郎は...
火野葦平 「花と龍」
...(玉井金五郎という男は、おれの考えていたような、飲んだくれの、ばくち打ちの、ゴロツキとは、すこし、違うようじゃ)時次郎にとっては、マンを独占している男が、醜男(ぶおとこ)で、グウタラで、無能で、なんの取り柄もないヤクザ者であった方が、はるかに、よいのであった...
火野葦平 「花と龍」
...ところが、今、そのゴロツキが、なにをしたかを、終始、目撃した時次郎は、しだいに、金五郎を怖れる気持を生じていた...
火野葦平 「花と龍」
...ほかの二三人の中の一人でゴロツキのような闇屋の男が入って来たお前はたちまちペコペコとおじぎをして脱いであったズボンを拾って着るとコソコソと部屋を出て帰った...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...あらゆる場合にゴロツキはファッショの手先だよ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...どうせゴロツキだ...
三好十郎 「廃墟(一幕)」
...變なバクロ雜誌の編集しています」「すると貴島君も共産黨となんかつながりが有るんですか?」「さあ――あれはゴロツキの子分でしよ」「…………家にめつたに歸つて來ないと言うのは...
三好十郎 「肌の匂い」
...僕はゴロツキの子分で無籍者です...
三好十郎 「肌の匂い」
...ゴロツキは反動だ...
三好十郎 「肌の匂い」
...俺は貴島が好きだからゴロツキが嫌いだ...
三好十郎 「肌の匂い」
...黒田策太郎の厄介になつてゴロツキの生活に入りました...
三好十郎 「肌の匂い」
...バクチ打ちかゴロツキのような事をしている男だと自分にはわかつた...
三好十郎 「肌の匂い」
...相手のゴロツキ連中もこの親爺の顔を知っていたと見えて...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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