...魚はどっちかというとゴリゴリで...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あの黒い薬をゴリゴリと噛みくだいて嚥んだので...
海野十三 「流線間諜」
...ゴリゴリという音をさせた...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...かかとの裏の三角形の鉄片がまず門内の敷石と摩擦してゴリゴリまたゲリゲリとすさまじい音を立てる...
寺田寅彦 「試験管」
...ゴリゴリ、ゲリゲリと鋸(のこぎり)の目立てをするような音はほとんど聞かれなくなった...
寺田寅彦 「試験管」
...時々そこをゴリゴリすり合わせるとうまく鳴るが...
寺田寅彦 「断水の日」
...淡紅の肉はゴリゴリして...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...水浅黄(みずあさぎ)のゴリゴリした浜ちりめんの...
長谷川時雨 「鬼眼鏡と鉄屑ぶとり」
...ゴリゴリする浜ちりめん...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...背皺(せじわ)よると枕詞(まくらことば)の付く「スコッチ」の背広にゴリゴリするほどの牛の毛皮靴...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「ところがそれがそうなのだから世のなかは面白かろう」伯水はゴリゴリと自髪頭を撫で上げた...
正岡容 「寄席」
...ゴリゴリの紋付袴姿...
三好十郎 「おスミの持参金」
...脊椎の左右の筋肉が円刃刀(メス)でもってゴリゴリと切り開かれました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...腮(あご)一面の無精鬚をゴリゴリと撫でまわして腕時計をチョット覗いたが...
夢野久作 「二重心臓」
...夜中に雨戸のところでゴリゴリと音が始まりました...
夢野久作 「雪子さんの泥棒よけ」
...そのうちにゴリゴリと物を削る音が一そう高くなったようです...
夢野久作 「雪子さんの泥棒よけ」
...今度はお座敷の床の間の壁のまん中をゴリゴリ始めました...
夢野久作 「雪子さんの泥棒よけ」
...それを乳鉢(にゅうばち)でゴリゴリ磨(す)っていた...
吉川英治 「銀河まつり」
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