...目くら縞の懐ろからナイフだのパチンコだのゴム鞠(まり)だのと一しょに一束(ひとたば)の画札(えふだ)を取り出した...
芥川龍之介 「少年」
...何でもこの間はその鼻の穴へゴムを溶かしたのをつぎこんだそうですが...
芥川龍之介 「不思議な島」
...乳房はゴムまりのようにもりあがり...
海野十三 「宇宙女囚第一号」
...細いゴムのバンドで結(むす)んであることだった...
海野十三 「透明猫」
...ゴム人形は自分で動けないからね...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...それぞれ特有なゴム底の凹凸なり...
大阪圭吉 「花束の虫」
...ゴム長は、便利なものである...
太宰治 「服装に就いて」
......
仁科芳雄 「日本再建と科學」
...ゴム草履(ぞうり)の刻み足...
野村胡堂 「悪人の娘」
...蹠に触れてゴムのやうな感じのする砂地がある...
原民喜 「海の小品」
...やがて電車が着くと二人はゴム鞠(まり)のやうに飛んで行った...
原民喜 「白い呼吸」
...あの石段と僕のふらふらのゴム底靴が触れあふ瞬間...
原民喜 「魔のひととき」
...薄いゴム風船のようなものを作った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...そして下唇は上唇に覆はれて縮みあがつてゐるのを無理矢理に武張らうとして絶間なくゴムのやうに伸したがつてゐた...
牧野信一 「鬼涙村」
...ゴムのやうに柔軟な土で一杯に満された...
牧野信一 「心象風景」
...いきなり小さなゴム靴をカン蛙の前に投げ出しました...
宮沢賢治 「蛙のゴム靴」
...この空地にゴム長をはいた人がきて...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...ゴム草履(ぞうり)とが...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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