...全くゴツゴツした岩石の盛上りであり...
安倍能成 「初旅の残像」
...ゴツゴツした島嶼の間をぬけて航行すると...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...夏なれば岩のゴツゴツしたところも...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...私の短歌私の歌はいつも論説の二三句を並べた様にゴツゴツしたもの許りである...
違星北斗 「北斗帖」
...飜訳文なるものは大抵ゴツゴツした漢文崩(くず)しやあるいは舌足らずの直訳やあるいは半熟の馬琴調であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...ゴツゴツした岩の上を...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...洞窟のゴツゴツした岩膚が...
江戸川乱歩 「影男」
...ゴツゴツした岩はだを...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...ゴツゴツした持ち前だなどとなると...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...奥の納戸(なんど)でゴツゴツした手織縞(ておりじま)の着物を引っ張ったり畳んだりしていると...
徳田秋声 「足迹」
...不器用なお作が拵(こしら)えてくれた三度三度のゴツゴツした煮つけや...
徳田秋声 「新世帯」
...それはどんな人でも手のゴツゴツした人は食事のテイブルへつけるが...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...あのゴツゴツした...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...ゴツゴツした手織り木綿の着物に...
久生十蘭 「キャラコさん」
...冷たいゴツゴツした夜具蒲団...
正岡容 「小説 圓朝」
...私の本筋のゴツゴツした修羅場より...
正岡容 「寄席」
...凍てついてゴツゴツした小道を...
三好十郎 「樹氷」
...真向いの聖(セント)エリアスの岩山に負けない位のゴツゴツした表情で云った...
夢野久作 「難船小僧」
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