...コンマの打ち方なんか...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...日本の古代の埋葬場で発見される「曲玉(まがたま)」と呼ばれるコンマの形をした装飾品は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...今月の自分の組の歩合は六十二コンマの四四四である...
石川啄木 「葉書」
...「,(コンマ)」の価(あたひ)二百万弗(ドル)11・28(夕)文章を書くものにとつて...
薄田泣菫 「茶話」
...佐助は琴のような高価な楽器を買う金もなし第一あんな嵩張(かさば)るものを担ぎ込む訳に行かないので三味線から始めたのであるが調子を合わせることは最初から出来たというそれは音を聴(き)き分ける生れつきの感覚が少くともコンマ以上であったことを示すと共に...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...彗星(すいせい)のような光斑(こうはん)がかわるがわるコンマのような軌跡を描いては消える...
寺田寅彦 「踊る線条」
...またここへコンマがはいるよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...句点(コンマ)の形の花粉等は...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...成功率は零(レイ)コンマの三パーセント位かな...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...いつたい君はなんだい! コンマ以下の人間に過ぎないぢやないか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...まるで小さい半円かコンマでも書くように...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...須(すべか)らく原文の音調を呑み込んで、それを移すようにせねばならぬと、こう自分は信じたので、コンマ、ピリオドの一つをも濫(みだ)りに棄てず、原文にコンマが三つ、ピリオドが一つあれば、訳文にも亦ピリオドが一つ、コンマが三つという風にして、原文の調子を移そうとした...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...徒らにコンマやピリオド...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...音響においてはコンマ以下であり...
北條民雄 「柊の垣のうちから」
...はたして国民中の零コンマの零々何パーセントあろうか...
柳田国男 「雪国の春」
...それをまだ芸も身体もコンマ以下の弱虫が着るのですから...
夢野久作 「押絵の奇蹟」
...「円周率は三コンマの何んとかじゃ割り切れんわい...
横光利一 「旅愁」
...その最後にコンマを打ったと思うと...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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