...蜘蛛はお前達が専門家の手で定規とコンパスで描いたのだと云ふだらう程正確な間隔をおいた放射線で...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...舵(かじ)もコンパスも放(ほう)りっぱなしにして...
海野十三 「恐竜島」
...イタリヤ語ではコンパスと申すもののことである...
太宰治 「地球図」
...針の孔のような小さいまるにコンパスのさきが止っていた...
太宰治 「地球図」
...コンパスをあちらこちらと歩かせつつ...
太宰治 「地球図」
...ピストルが一ちょう、ナイフが二つ、ビスケット、火をつくる拡大鏡、コンパス、お金が四ルーブル――これが、持ちもののすべてである...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「少年たち」
...磁石とコンパスでこれらの雲のおおよその方角と高度を測って...
寺田寅彦 「春六題」
...結局このコンパスで描いた円と同じ形になってしまうはずである...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...主人が箱入りのコンパスを買って遣(や)るといって彼を騙(だま)したなり何時まで経っても買ってくれなかったのを非常に恨めしく思った事もあった...
夏目漱石 「道草」
...こんどはぼくの影法師(かげぼうし)はコンパスだ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...世界の労働者、農民の解放、ソヴェト政権の確立に向って、力強く槌を、コンパスを、トラクターを動かしているのだ...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」
......
三好達治 「朝菜集」
...或る者はコンパスを取りて星の運行を記すがよし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人心もコンパスの両足に挟まれては動けないのだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...一度霧のため視界が遮られたがラジオコンパスの助けで切り抜けることができた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...ポケットコンパス...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...コンパス及び背後の塔の間に始終ちらちらと見えていた大きな山地の姿だけで十分道に迷わずに済んでいた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...私はこれまでこんなコンパスみたいな恰好(かっこう)を見かけたことはなかった...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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