...このコンパスの長い韋駄天(いだてん)を追駈(おいか)けた...
海野十三 「赤外線男」
...海図をいれる棚や、コンパスや、クロノミーターがみえるから、船長室にちがいなかった...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...イタリヤ語ではコンパスと申すもののことである...
太宰治 「地球図」
...コンパスや物差しを持って来て寸法の比例を取ったりしたが...
寺田寅彦 「自画像」
...身分を表す円弧とコンパスのブローチをつけていらっしゃいる...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...――それからコンパスとそれだけをもらった...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...コンパスの相違が少々ある...
中里介山 「大菩薩峠」
...コンパスで描いた以上...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...もってコンパスにたいする憂いの実証とされた...
服部之総 「黒船前後」
...いよいよ羅針盤(コンパス)の四隅は銀盃の酒で清められ...
服部之総 「黒船前後」
...私は物差、分廻し、定規、コンパス、その他の道具が散乱してゐる中で頭に氷を縛りつけて物思ひに沈んでゐた...
牧野信一 「鱗雲」
...さうすると次第に嘴は開くより他に術のないつぼまらないコンパスになつてしまつたんだよ...
牧野信一 「鶴がゐた家」
...分度器やコンパスが散らかつてゐた...
牧野信一 「村のストア派」
...馬鹿に脚(コンパス)が長い...
三島霜川 「解剖室」
......
三好達治 「朝菜集」
...コンパス及び背後の塔の間に始終ちらちらと見えていた大きな山地の姿だけで十分道に迷わずに済んでいた...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...コンパスで常時「南」の方角を確認し...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...しかしコンパスの方では大へん不平で...
魯迅 佐藤春夫訳 「故郷」
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