...したがつてこの人たちを理想的なコンディションのもとに置いて仕事をさせた場合を考えると日本のトーキーがつまらないなどとは容易にいえない気がするのである...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...日本の監督たちはまだ一度も普通に仕事し得るコンディションのもとに置かれたことがないといつても決して失当ではないのである...
伊丹万作 「雑文的雑文」
...こんなにコンディションのよい彼が自殺するとは考えられなかった...
海野十三 「麻雀殺人事件」
...仕事ができるような心のコンディションを得られそうもない...
高見順 「如何なる星の下に」
...………そう云うコンディションがあったら...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...何かコンディションが違っていることと思われる...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...第七十議会はフル・コンディションにあるのである...
戸坂潤 「思想議会たるを知れ」
...珍らしく良い状態(コンディション)だ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...胃袋のコンディションのよくない時に...
古川緑波 「駄パンその他」
...コンディションとても悪く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私の身體がいまあまり好いコンディションに置かれてない事です...
堀辰雄 「七つの手紙」
...幸い入山の第一日にしてはコンディションが良いので...
松濤明 「春の遠山入り」
...それは偶然といふやつがコンディションを助ける場合と...
宮地嘉六 「老残」
...いやその持って生れた性状(コンディション)のままで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...とうてい我々の生れつきの分際(コンディション)をどうにもなし得ないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...バックは完全なコンディションにあり...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...しかし山国の嵐気(らんき)のなかで隠岐の六百二十五年前の人と波濤を想像にのぼすなどは悪いコンディションであったとは思わない...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...彼らといえ前夜の不摂生や体のコンディションには非常に細心なのであった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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