...コンクリイトの壁についたベルの鈕(ボタン)へ指をやっていた...
芥川龍之介 「冬」
...コンクリートの通路のうえを...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...その下のコンクリート土台だけで十分であった...
海野十三 「東京要塞」
...コンクリートの魂(かたまり)や縄片(なわぎれ)などと一緒に残っていた...
海野十三 「もくねじ」
...コンクリートでかこまれ...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...コンクリートでできたポストが...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...コンクリートの階段になっていた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...そこのコンクリートの床の上に...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...こちら側には閑静(かんせい)な住宅のコンクリート塀や生垣(いけがき)がつづいていた...
江戸川乱歩 「月と手袋」
...コンクリイトの上にじかに寝て...
太宰治 「美男子と煙草」
...かうした宿屋には鐵筋コンクリートの階段と舞踊室...
寺田寅彦 「伊香保」
...鉄とコンクリートの新しい隅田川が出現した...
寺田寅彦 「LIBER STUDIORUM」
...鉄筋コンクリートの家屋は損傷は受け内部は焼けて了って居るが...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...コンクリートの空洞や赤錆の鉄筋がところどころ入乱れてゐる...
原民喜 「廃墟から」
...約一尺角厚さ二寸のコンクリートブロックの板石で右の顔面を強打して死に至らしめ...
久生十蘭 「魔都」
...今度は岸の家や天竜の水門のコンクリートが水に倒映する...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...九尺ばかりのコンクリート塀で囲われた...
宮本百合子 「からたち」
...それが屋根やコンクリートにはね返る音...
三好十郎 「樹氷」
便利!手書き漢字入力検索