...そして彼の実験室にあるコロイドの一分子が...
海野十三 「科学者と夜店商人」
...その二三のものを電子顕微鏡下において調べたが破壊面は非常な微粒子――コロイド程度にまで粉砕されている...
海野十三 「地球発狂事件」
...彼は食べたらまずそうなコロイド状の物質を前にして書いていたのですよ...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...あの老人のコロイドから作ったものを見るなり...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...この場合は明らかに墨のコロイド粒子群が内から外へ進行する際にその進行速度にはなはだしい異同ができ...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...でなければコロイドに関する物理にはまだまだ未開の領土が多い事を指示するものであろう...
寺田寅彦 「自然界の縞模様」
...炭は炭でもそのコロイド的内部構造の相違によって物理的化学的作用には著しい差がある場合もあるから...
寺田寅彦 「自由画稿」
...こうした不思議は畢竟(ひっきょう)コロイドというものの研究がまだ幼稚なために不思議と思われるのであって...
寺田寅彦 「自由画稿」
...生物を構成するコロイドの粒子や薄膜の境界において行なわれる物理的化学的現象ときわめて密接な関係があるということは現在では周知の事実である...
寺田寅彦 「自由画稿」
...少しのチンダル効果さえ示さない全く不可視な固体コロイドは考えられないとすれば...
寺田寅彦 「自由画稿」
...純粋な物質的の問題たとえばコロイド粒子の密度の場合に応用さるる公式を...
寺田寅彦 「物質群として見た動物群」
...あるいはまたコロイドから有機体の生成等の機巧と相通じる考えである...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...液体説・固体説・液体結晶説・コロイド説・形質膜(Plasmahaut)説・等々...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...実はこれは複雑なコロイドの問題で...
中谷宇吉郎 「「霜柱の研究」について」
...墨を炭素の膠質(コロイド)と見る立場から実験を進め...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...即ち膠質(コロイド)であって...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...先ず手始めにコロイドの性質に馴(な)れようというので...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...これらの塵は空気コロイドともいうべきものである...
中谷宇吉郎 「雪」
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