...コックが台所へはいるのを待って...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...雇(やと)い人のコックとふたりきりで...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...「わっしは或る貿易船に料理番(コック)をしてました時に...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...コックの松山は、ちよつと見るとフランチョット・トーン張りの上品ぶつた顔をしてゐたが、肌触(はだざは)りに荒い感じがあつて、何うかすると酷(ひど)い恐い目をするのだつたが、晴代に失恋の悩みを聴いてもらつたところから、親しみが生じて、料理を特別に一皿作つてくれることも屡々(しば/\)あつた...
徳田秋声 「のらもの」
...ベッジパードンのコックネーに至っては閉口を通り過してもう一遍閉口するまで少々草臥(くたびれ)るから開口一番ちょっと休まなければやり切れないくらいのものだ...
夏目漱石 「倫敦消息」
...自慢のコックに存分の腕を揮わせた後...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...彼女はコックリをしてみせる...
林芙美子 「魚の序文」
...コック部屋で御飯を食べながら私は遠い田舎の秋をどんなにか恋しく懐しく思った...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...それから四百人のコックの手でとゝのえてくれた肉なども積み込みました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...支那コックが帰らずにゐてやってるのでうまい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...コックス家があった...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...エリスは坂口がコックス家へ来る前から...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...コックス家の前に酔倒れていた婦人であった...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...鶏の形をせざるになお天気鶏(ウェザー・コック)と呼ぶは右の訳である(ハズリット...
南方熊楠 「十二支考」
...(コックリをする)宗定 それでいいんだね?友吉 ……はい...
三好十郎 「その人を知らず」
......
三好達治 「山果集」
...コック部屋兼帳場の入口の浅黄色の垂幕の蔭から...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...上は船長(キャプテン)から下は火夫やコックにいたるまで二人曳きで押(お)ッとばして...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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