...そのつまらないコックをつかまえるために十数名の警官が...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...すると、二十分ほどたって、ビーフステーキをこしらえてしまうと、コックは、いそぎ足でドアのほうへやってきました...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...四十面相のコックと...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...何をしておいでになったの?」「ダーリンさんの言い付けで……ダーリンさんは料理人(コック)長さんです...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...一つコックの工合の悪いのがあって...
寺田寅彦 「病院風景」
...その時代から一般の風俗は次第に変って来てポオル・ド・コックの後(あと)には画家の一団体が盛に巴里郊外の勝地を跋渉(ばっしょう)し始めた...
永井荷風 「夏の町」
...すっかりお絹さんに参ってるんだぜ」コックの六さんが...
中里介山 「大菩薩峠」
...画面の中央前方に暗褐色のびろうどの上衣を着て右手に杖を持ち左手をひろげて前にさし出した大尉フランス・バニング・コックを指ざして...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...自慢のコックに存分の腕を揮わせた後...
野村胡堂 「悪魔の顔」
...お抱えのコックの腕を揮(ふる)った御馳走を...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「お君さんの弟かい!」船乗り上りの年をとったコックが...
林芙美子 「新版 放浪記」
...おもてのコックが一人(ひとり)と...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...れいのコックス事件を捏造して...
久生十蘭 「ノア」
...メグがコック長となってさっそく食事の仕度がはじまり...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...コックスの日記には...
南方熊楠 「人柱の話」
...とにかく恐ろしく古風な感じのするコックリとした型であったように思う...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...コックや何かに半殺しの眼に合わされるが...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...上は船長(キャプテン)から下は火夫やコックにいたるまで二人曳きで押(お)ッとばして...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
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