...コソコソとないしょごとをやるのは...
江戸川乱歩 「影男」
...夜になるとコソコソと外気を呼吸したり...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...「ちょっと出かけて来ます」と挨拶(あいさつ)してコソコソと逃げるように階段を下りる...
谷崎潤一郎 「鍵」
...彼等は互に何かコソコソ囁(ささや)き合って...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...こうなると各郡民は己がじしコソコソ引取って...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...耕二は何時も裏庭でコソコソ一人遊んだ...
中原中也 「耕二のこと」
...コソコソ繰り出す様子だからタクシーで後を跟(つ)けると...
野村胡堂 「音波の殺人」
...コソコソ逃げ出さうとすると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...コソコソと姿を隠してしまいます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――コソコソでなければ...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ベナが昔見た同様のコソコソ態度は警察のお尋ね者そのものだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...じきにコソコソと食事が片づくと話が局の事に渡った...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...コソコソ策動していた階級の敵の存在が後から後からばれて来る...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...コソコソと表へ立去る...
三好十郎 「地熱」
...気ちがいだ!(それで五人はコソコソ走り出す...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...広間の大火鉢の前で煙草を吸っている巡査部長の傍へ近付いてコソコソと耳打ちした...
夢野久作 「衝突心理」
...知人に会わぬようにコソコソと只今帰って参りました...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...何かコソコソ耳語するのみで...
吉川英治 「随筆 新平家」
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