...コスモスの芽生(めばえ)には似てもつかない色々(いろん)な物を見せてくれる...
薄田泣菫 「茶話」
...大宇宙と小宇宙即ち「マクロコスモス」と「ミクロコスモス」との関係は...
高木敏雄 「比較神話学」
...進んで全一のコスモス的美の世界像を創建せねばならぬ...
高村光太郎 「ミケランジェロの彫刻写真に題す」
...「コスモスの句って...
太宰治 「パンドラの匣」
...庭に下りて咲きおくれた金蓮花とコスモスを摘(つ)んだ...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...ダリアやコスモスが光り輝くやうに見えた...
寺田寅彦 「伊香保」
...散りかゝった満庭(まんてい)のコスモスや...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...大半は種になったコスモスの梢(こずえ)に咲き残った紅白の花が三つ四つ淋(さび)しく迎える...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...コスモスの花は空に浮いたやうにふわり咲き出した...
長塚節 「教師」
...夏(なつ)になるとコスモスを一面(いちめん)に茂(しげ)らして...
夏目漱石 「門」
...私は花立にさつたコスモスの花を眺めながら云つたが...
南部修太郎 「病院の窓」
...小さな卓の花瓶(かびん)にコスモスの花が...
原民喜 「秋日記」
...コスモス...
原民喜 「夢と人生」
...横の露路に咲いたコスモスのおそ咲きに絡まる...
牧逸馬 「舞馬」
...コスモス(秩序ある世界)に永遠に形作つてゐるところの力と...
三木清 「認識論」
...五六本ある西洋葵の世話だのコスモスとダーリアの花を数えたりして居る...
宮本百合子 「秋毛」
...「茂吉ノート」で「自然はコスモスであることを失ってはいない」と言った人は...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...真っ白いところに淡紅いぽつぽつのあるコスモス模様のカーテンである...
矢田津世子 「鴻ノ巣女房」
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