...グロウリアよ、記憶せよ...
谷譲次 「踊る地平線」
...小さな松(グロウ)――青苔で足が滑る...
谷譲次 「踊る地平線」
...420その時アカイア軍勢は高く叫びて寄せ來り、彼を曳きずり去らんとし、激しく迅く槍を投ぐ、されど誰しも投げ槍にまた突く槍に敵將の身を疵つくることを得ず、救の諸將集れり、プーリダマスと勇猛のアゲーノールとアイネ,アス、 425リキエー軍を率ゐたるサルペードーン、グロウコス、其他の勇士ひとりだも彼を思はぬものあらず、彼を蔽ほふて圓形の盾をおの/\突き出す、諸友はたまた腕に抱(だ)き戰場よりし運び出し、後陣にありて待ちわぶる軍馬並に美しく 430飾れる兵車、また御者のかたへに彼を連れ來り、はげしく呻めく將軍を乘せて都城に歸らしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...*ヒポロコスの子、グロウコス、リキエー軍を率ゐたる勇士、その時ヘクト,ルを睨み、はげしく叱りいふ、 140『あゝヘクトール、見る處、姿は凛々(りり)し、勇は缺く!戰場逃げて光榮を全うせんと欲するや?トロイア領に生れたる士民ばかりともろともに、汝、都城と壘壁を防ぐべき術考へよ!*リキエー軍の何人も是より後は城のため、 145アカイア軍と戰はじ、絶えずも敵と奮鬪をつとむる者に、見るところ、何らの感謝拂はれず!客と友とを身に兼ねしサルペードーンを、アカイアの*餌とし戰利とならしめし、無慚の汝いかにして彼より劣る軍將を混戰中に救ふべき! 150生ける間はトロイアと汝とのため盡したる彼の屍(から)より犬の群攘ふを汝敢てせず!故にリキエー軍勢の一人われに從はゞ、去りて故郷に歸るべし、破滅逃れずイーリオン!祖國のために敵を討ち艱苦を忍ぶ勇士らを、 155鼓舞する鋭氣、剛強の不屈の鋭氣、トロイアの軍勢中に今あらば、此頽勢を盛り返し、パトロクロスのなきがらをイリオン城に搬ぶべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...150 サルペードーンの屍體は救はれしを(XVI 667 以下)グロウコスは知らず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...「エグロウ、エグロニッツ……これだ、エイガ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...前の見張りのグロウブスさんがそう言っていました...
牧逸馬 「運命のSOS」
...これがタイタニック号であったことは言う迄もないが、キャリフォルニアン号から視ると、タイタニックの船体が斜めになって進航して来ているために、実際よりは非常に小さく見えて、グロウヴスは、その、はらはらするほど我武者羅に近づきつつある船を、自船と同じ位いの大きさの、精々五、六千噸の貨物船だと思った...
牧逸馬 「運命のSOS」
...グロウヴスは其船(それ)を有名なタイタニックとは知らず...
牧逸馬 「運命のSOS」
...グロウヴスは急に矢も楯も耐らなくなって...
牧逸馬 「運命のSOS」
...グロウヴスは自分でも不思議な位い興奮して...
牧逸馬 「運命のSOS」
...何故ともなく周章てたグロウヴスの声が落ちた...
牧逸馬 「運命のSOS」
...生意気な船なんだ」「何国(どこ)の船だ」グロウヴスは急き込んだ...
牧逸馬 「運命のSOS」
...グロウヴスが何と訊いても...
牧逸馬 「運命のSOS」
...グロウヴスは、諦めた...
牧逸馬 「運命のSOS」
...それでもグロウヴスは...
牧逸馬 「運命のSOS」
...このグロウヴスが起した時に...
牧逸馬 「運命のSOS」
...グロウスタア、シチュエイト、コヴェントリ、ウェスト・グリニチ、及びイクシタの五都市の人口は、西紀一七四八年には五、〇三三であり、西紀一七五五年には六、九八六であった...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
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