...もっとも鞍の上でグラグラするので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...国家の政治が沼南のお天気模様で毎日グラグラ変られて堪(たま)るもんか...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...山小屋がグラグラとゆれたかと思うと...
海野十三 「少年探偵長」
...大岩がグラグラと揺れて...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...一つの鉢植がグラグラと揺れた...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「サレーダイン公爵の罪業」
...身を躍(おど)らしてグラグラと沸騰する大釜の中へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...檜(ひのき)の棺はグラグラと搖れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...グラグラした右の肋骨の一本は見事に折れて...
林芙美子 「清貧の書」
...彼が腰かけたグラグラの安楽椅子と同様に...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...グラグラゆれる二階にいて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...突然だし頭グラグラでまともに歩けない位だし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...グラグラと圓陣が搖れ動き...
三好十郎 「肌の匂い」
...グラグラの人間に...
三好十郎 「肌の匂い」
...毎日毎日修養に来ておりました私の愚かさ……その私のグラグラの籐椅子の下から間もなく...
夢野久作 「少女地獄」
...あまり頑強でない私の身体(からだ)をグラグラと引摺り倒しかけたが...
夢野久作 「戦場」
...同時にユラユラグラグラと崩れ初めて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...狼の歯みたいに銀色に光りながらグラグラグラと廻転しているのですから落っこったら最後...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...太刀の切っ先の物はグラグラ動いて見えたことであろう...
吉川英治 「随筆 新平家」
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