...グラグラするタラップを登り切ると...
石川欣一 「比島投降記」
...国家の政治が沼南のお天気模様で毎日グラグラ変られて堪(たま)るもんか...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...頭がグラグラとするのを覚えて...
海野十三 「振動魔」
...一同の立った足許がグラグラと揺(ゆら)めき...
海野十三 「地中魔」
...グラグラとゆれ動き...
江戸川乱歩 「影男」
...グラグラするばかりだった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...檜(ひのき)の棺はグラグラと搖れて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...グラグラした右の肋骨の一本は見事に折れて...
林芙美子 「清貧の書」
...少し頭がグラグラしました...
林芙美子 「谷間からの手紙」
...グラグラと頭を左右に揺っていた...
久生十蘭 「肌色の月」
...肘掛けがグラグラになった雨染(あまじ)みのついた長椅子を...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...動きたくて脳がグラグラ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...グラグラグラと茶店の屋根が傾く...
三好十郎 「斬られの仙太」
...グラグラと圓陣が搖れ動き...
三好十郎 「肌の匂い」
...別に平(ひら)たい鍋へ湯をグラグラ沸立(にた)たせておいて今の泡立った白身を入れるとまた一層膨(ふく)れます...
村井弦斎 「食道楽」
...それを深い鍋へ入れてまたスープ一合五勺を加えて二十分間煮た処へ牛乳五勺と玉子の黄身一つを入れてよく掻き混ぜてグラグラ煮立った時直ぐ火から卸します...
村井弦斎 「食道楽」
...狼の歯みたいに銀色に光りながらグラグラグラと廻転しているのですから落っこったら最後...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...頭がグラグラとした思うとそのまま岩の上に打倒れた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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