...――(×印へ)同宿のテキヤさん、トギヤさん、なか/\の話上手だ、いろ/\話してゐるうちに、猥談やら政治談やら、なか/\面白かつた、殊にオツトセイのエロ話はおかしかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...来たら、何をしゃあがるか判らねえ、何んしろ、ギヤマンで、赤いものを飲んでるって噂だが、こいつは、人の血だねえ...
直木三十五 「南国太平記」
...その頃はとびきり珍しかったギヤマンの徳利を捧げて艫(とも)から現われました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あんな立派やギヤマンの姿見が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ギヤツと來たんですつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この珠は水晶やギヤマンではない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唯のギヤマンの僞物(にせもの)とわかると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...女體の額の夜光石がギヤマンの僞物だと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...灯りさきはギヤマン細工...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...」「ギヤア/\...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...ギヤロツプがすむと前足を揃へておじぎする...
三岸好太郎 「上海の絵本」
...其の勢にギヤフンとなツて...
三島霜川 「解剖室」
...ズヰブン オギヤウギガワルイヤ...
村山籌子 「ザウサン サルサン」
...二つのギヤマンの足付の杯に...
山本周五郎 「桑の木物語」
...片方には水晶のように透明なギヤマンの...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...先に良人(をつと)に云ひ附けられました珈琲(カツフエ)を二つ卓の上へ運んで来ましたギヤルソンに...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...玳瑁(たいまい)の櫛(くし)にギヤマンのかんざし...
吉川英治 「江戸三国志」
...病氣(びやうき)は急激性肺勞(ギヤロツピングコンザンプシヨン)と診斷(しんだん)された...
若杉鳥子 「彼女こゝに眠る」
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