...ふちのギザギザはそれほど深くなく...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...両側(りょうがわ)も天井(てんじょう)ももの凄(すご)いほどギザギザした荒削(あらけず)りの巌(いわ)になって居(い)ました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...岸に近い岩は北方のものよりも更にギザギザしている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ここで玉屋総一郎の屍体の頸部(けいぶ)に附いていた奇妙なる金具のギザギザ溝(こう)の痕をなぜ思い出さなかったのだろう...
海野十三 「蠅男」
...トサカのようなギザギザがあるのです...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...するどいギザギザがあり...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...ひそかな輝きを見せていた……ギザギザの真赤な葉や金色やオレンジ色の茸がそれぞれの暗い火を燃やしているようだつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...デコボコのギザギザ山になってしまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...ギザギザに刄の跡のあるのはその爲でせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ギザギザのある奇麗な...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...西野文太郎(にしのぶんたろう)がギザギザに切殺された――死骸(しがい)を入れた棺桶(かんおけ)が通る――血がポタポタ垂れている――と...
長谷川時雨 「議事堂炎上」
...河(かわ)へ出ている広い泥岩の露出で奇体(きたい)なギザギザのあるくるみの化石(かせき)だの赤い高師小僧(たかしこぞう)だのたくさん拾(ひろ)った...
宮沢賢治 「或る農学生の日誌」
...ギザギザの青黒い葉の間から...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...九月下旬からこの九日ぐらいまでひどいギザギザで恐れ入りますが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...幸福な栗の若木はこの時銀のギザギザをつけた鮮緑の若葉を一斉に萌え立たせた...
室生犀星 「愛の詩集」
...縁が鋸の歯のようにギザギザになっていて...
山之口貘 「梯梧の花」
...その底の抜けた穴の上にステキに大きな肉挽き器械のギザギザの渦巻きが...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...こないだの地震の時に割れているでショ……ネ……ギザギザになって……あそこにどこかのオジサマやオバサマの顔があってよ...
夢野久作 「人の顔」
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