...自分のキ印には気がつかんで――『軍曹どの危(あぶ)の御座ります』僕が云うたら...
岩野泡鳴 「戦話」
...そして同宿のキ印老人の声で眼覚める...
種田山頭火 「行乞記」
...それにつけても昨夜のキ印老人は罪のない事をいつた...
種田山頭火 「行乞記」
...苦もなく使い果たしてしまう宗教的キ印(じるし)に類する青年の一人に違いないと...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼を正真正銘のキ印だと思いながらも...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...このキ印だということが多くの人々を魅了したのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼がまぎれもないキ印のようにふるまっていたからである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...何かしらキ印(じるし)らしいユーモアがあって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...キ印(じるし)らしい語調で結んだのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...少なくとも一種のキ印には相違ないが、そのキ印は、キチガイのキではなく、キケン人物のキでもなく、最も愛すべき意味の畸人(きじん)のキであることを、感ぜずにはおられませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...キ印ではねえか」物事は...
中里介山 「大菩薩峠」
...あつしなどは本當のキ印とばかり思ひ込んで居ましたが」「それが彌太郎の利口なところだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうも一寸キ印じゃないんですか」「いや...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...これがキ印になってるらしく...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...キ印だ」「まだ若えのに可哀想に――」そういって何べんすれ違う人たちに嗤われ...
正岡容 「小説 圓朝」
...毎日毎日キ印を扱い慣れている扱いぶりのようにも思えるので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...これやあいよいよ間違いなしのキ印だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...こいつはまんざらキ印でもねえとみえる」「あたりまえさ!」ふいに相手の胸いたを突くと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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