...甘藍(キャベツ)のまわりにはえぞしろちょうが夥(おびただ)しく飛び廻った...
有島武郎 「カインの末裔」
...「キャベツ畑に、自由に、出入りできることだよ」と、ラバが言いました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「かけっこ」
...キャベツ樽(だる)に身をひそませて...
高見順 「いやな感じ」
...湯立ったキャベツの茎のように浮き出ているのが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...たとえば帽子の代わりにキャベツをかぶって銀座(ぎんざ)を散歩した男があるとすれば...
寺田寅彦 「記録狂時代」
...シューというのはフランス語でキャベツのことだとS君が当時フランス語の独修をしていた自分に講釈をして聞かせた...
寺田寅彦 「銀座アルプス」
...それで青菜甘藍(キャベツ)を何時の間にか意地汚なく喰い尽す蛞蝓と...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...キャベツばっかり食べてござる...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ソースをかけて肉なしのキャベツをたべる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...おれには甘藍(キャベツ)といふやつがどうにも鼻もちがならぬのに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...甘藍(キャベツ)や...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...キャベツを突っこむ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...胡瓜やキャベツをさんざん食ひ荒させたことも...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...そっくりそのまま思い出された――毎日たべさせられた塩づけキャベツ(ザウエルクラウト)...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...東宝グリルのロールキャベツでいゝから食べたいと思ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...夕食、かれひ煮、ロールキャベツ、ビーフ焼、サントリー丸ビン、タンサン...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...――「すべて古来の立派なる慣例を変更すべからず」「ヴァンダーヴォットタイムイティスの外には碌なものなし」「われわれはわが時計およびキャベツに忠実なるべし」議事堂の会議室の上に塔があり...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「鐘塔の悪魔」
... なんと マグレガーおじさん!マグレガーおじさんは よつんばいで キャベツのなえを うえていたのですが...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「あなうさピーターのはなし」
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