...煙管(キセル)でぷかぷかと一服休んでいる...
池谷信三郎 「忠僕」
...キセルガイをいくつか集めた...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...村田の本家(烟管屋(キセルや))がある...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...長い煙管(キセル)をくわえながらうっとりとして何か考えている...
田中貢太郎 「涼亭」
...今日の所得(銭七十九銭、米二升一合)今日の買物 一、五銭 キセル一、三銭 シヤモジ一、四銭 ハシ一、弐十四銭 サケ八月十三日からりと晴れてゐる、身心もさつぱりしてゐる、今日は昨日の分まで行乞しなければならない...
種田山頭火 「行乞記」
...そのくせ、銀キセルだけは、いささか、持ち重りのしそうなのを、吐月峰(はいふき)にたくましい音を立てる...
野村胡堂 「胡堂百話」
...」「何故(なぜ)?」「硫黄を――質(たち)のいい硫黄を製造して――硫黄の出る山はウンと見てあるのだけれど――お前のお父さんが承知さえしてくれれば……」おじいさんは刀豆(なたまめ)煙管(キセル)をジュッと吸った...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...ゆるんだ唇にはキセルがあつた...
原民喜 「小さな村」
...ポタアジュ・エキセルソー...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...このとき手記の話者は立ち止まってキセルに火をつけた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...私のような知識を持った男なら水キセルで出来るとか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...キセルをプカプカふかしている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...」「僕、キセルでなんか、煙草を喫はないよ...
牧野信一 「好日の記」
...島からホテル・エキセルシオオルまで設けられたせまい運河の...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...コドモタチニ キセルキモノノコトデス...
村山籌子 「カメサン ノ サウダン」
...長煙管(ながキセル)をくわえていたことを思い出しておかしかった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「どうしてあんな人けのない芦畑の中でなんぞくらしているんですかね」「さあね」高品さんは炉べりでキセルをはたき(高品さん夫妻はどちらもキセルで刻みタバコを吸われた)新しく詰めたタバコに火をつけてから云った...
山本周五郎 「青べか物語」
...キセルの火皿に詰め...
山本周五郎 「季節のない街」
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