...やがて倉庫になるらしい木造のガランとした部屋であった...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...板敷の中央はガランとした空地になっているのだが...
江戸川乱歩 「悪霊」
...ガランとした、ひろい舞台うらには、小さなはだか電灯が、ところどころにぶらさがっているばかりで、しばらくは、なにも見えません...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...大どくろそこは、岩の天井の高さが五メートル、ひろさも同じぐらいある、ガランとした、暗やみの、ほらあなでした...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...そこはガランとした十畳の空部屋で...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...三谷の奴、ガランとした、汚い部屋の中で、古テーブルにもたれて、考え事をしているのが、マザマザと眺められた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...ガランとした広い部屋で...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...三藏は何だか足らぬ勝ちの旅仕度を氣の毒に思うてゐたので「胴著なら僕のをやらう」と言つてガランとした行李の中に轉がるやうに這入つてゐたのを出して來る...
高濱虚子 「俳諧師」
...余人ひとりいないガランとした校舎...
太宰治 「音に就いて」
...後には広いガランとした邸の中に妻の帰って来るまでは...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...妻が出かけて行ったあとの邸の中のガランとした感じ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...女学校のガランとした十三...
中井正一 「実践について」
...ほかの部屋のガランとした淋しさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ガランとしたスタンドには...
牧野信一 「早春のひところ」
...ガランとした停車場(ステンショ)を出てくると...
正岡容 「寄席」
...十畳ばかりのガランとした室...
三好十郎 「斬られの仙太」
...その誰も居ない夜の樂屋のガランとした一種異樣な寂しさには...
三好十郎 「肌の匂い」
...このガランとした壇上の四隅に埃にまみれて四天王(してんのう)が立っているのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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