...存外平氣で――思ひ遣りの少いガサツな手で...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...併し君には他人の苦を理解する點に於て時にガサツな(自分自身の興に乘つた)淺い率直に任せすぎる處はないか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...作全体の手ざわりもガサツで...
伊丹万作 「ルネ・クレール私見」
...造物はあんまりガサツだ...
魯迅 井上紅梅訳 「兎と猫」
...「我々のようなガサツな人間にはわからんですがね...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...さすがは女優だけあってナオミのようなガサツな所がありません...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...無邪気で、あどけなくて、内気な、陰鬱(いんうつ)なところがあって、こんなガサツな、生意気な女とは似ても似つかないものだった...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ナオミさんと熊谷とはガサツな所が性に合ったのか...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ガサツと云ふ音がしたやうなので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...ガサツと云ふ音がしたやうなので...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...ガサガサツて落葉を踏んでのう...
田山花袋 「道綱の母」
...あんなガサツな流行唄(はやりうた)や...
中里介山 「大菩薩峠」
...あっしはこんなガサツな人間でなんと申しあげていいか見当もつきませんが...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...僕のやうなガサツな田舍者には...
萩原朔太郎 「芥川君との交際について」
...江戸ツ子がガサツだといふのならうけとれるが...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...その尤もガサツな職人風(しよくにんふう)なものいひが...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...食堂の、落ち着いた感じと比べると、この方は、ひどくガサツだ、悪く言えば、ステーションの食堂へ入ったような感じなのだ...
古川緑波 「富士屋ホテル」
...常々心にひっかかっていたのは俺のような荒くれでガサツな人間をどう思っていたかなあ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
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