...ガサガサと根もとまで登って見た...
石川欣一 「可愛い山」
...木鼠がガサガサと木を登って遊んでいた...
板倉勝宣 「春の上河内へ」
...葉がガサガサ動いているわ...
海野十三 「地球盗難」
...ガサガサと人の気配がして...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...裾擦れの音がガサガサと聞える...
大阪圭吉 「白妖」
...玉蜀黍(とうもろこし)の広葉がガサガサと風になびいた...
田山花袋 「田舎教師」
...ガサガサと風になびく萱原薄原...
田山花袋 「丘の上の家」
...熊笹の葉がガサガサと鳴つた...
田山花袋 「歸國」
...ガサガサと物の動くような音がします...
中里介山 「大菩薩峠」
...ブリキ中のガサガサくらいのヨタ者御定連(ごじょうれん)が席につき...
中里介山 「大菩薩峠」
...トゲトゲしい顔、ガサガサの声、ひがんだ眼――人間はあんなにも変るものか――それに比べると、落ぶれ果てても貴公や俺はまだ人間らしい」「八千五百石六十二歳の大身に、進んで嫁入ったお綾殿だ、それが当然の成行かも知れぬ」秋月九十郎は憮然としました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...「わざと」と邪推深い私は邪推しました――忙しさうに箪笥を引出して着物かなにかをガサガサと触つて居りました...
牧野信一 「愚かな朝の話」
...連翹(れんぎょう)色の籠ランプの光の下でガサガサガサと音立ててひろげたが...
正岡容 「寄席」
...書類鞄へガサガサと机の上のものをさらいこんだ...
宮本百合子 「「インガ」」
...ガサガサと荒くて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...(ガサガサといわせて莚に頭をつける)お豊 そんな...
三好十郎 「樹氷」
...無雑作にガサガサ引き披(ひら)くと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...こちらへ……」ガサガサと木(こ)の葉(は)をわけて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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