...あの中には一カ所事実に相違した点がある...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...数カ所で封じてあるかなりの包みを彼の手に渡した...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...も一つ何処かのと三カ所で...
富田木歩 「小さな旅」
...幾カ所の橋を渡り...
中里介山 「大菩薩峠」
...「天正十八年七月……北条の旗下(きか)に属せし関八州の城々一カ所も残らず攻め落して...
中里介山 「大菩薩峠」
...その海岸線にはただの一カ所の出入りもなければ...
中里介山 「大菩薩峠」
...堀川通りの小寺宇右衛門ほか二カ所の屋敷を襲うて...
中里介山 「大菩薩峠」
...八カ所ばかり奥地の支線の凍った土を掘って廻ったことがある...
中谷宇吉郎 「荒野の冬」
...一カ所ごとに腰(こし)を落付けて...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...低い丘の起伏している向うに煙突の頭が二カ所ほど微(かす)かに見える...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...水蛭の咬み傷とすればただ一カ所というのが不審...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...西山は二、三カ所、今し雪をふらしているのか、西北の天には黒い幕が垂れかかって、裾がふわりと山々を包んでいた...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...すでに一カ所以上も切れているにちがいないことがわかった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「落穴と振子」
...君はそういうひどく込んでいるところが五カ所あることをたやすく眼にとめるだろう...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...数カ所からパッパッと発し...
武者金吉 「地震なまず」
...それは行倒れを埋める所も一カ所ございます...
森鴎外 「渋江抽斎」
...三カ所くらいなものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一年ばかりのあいだに四カ所も奉公をしたが...
山本周五郎 「あだこ」
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