...震源は、一カ所ではなく、同時に十数カ所にのぼるものと思われます...
海野十三 「第五氷河期」
...北岸の栃木県下では数カ所の支流から逆流が洪水の度ごとにはげしくなって...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...または一カ所にまとまっている者たちでなければできることでない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いくら考えても考え直してみても記憶と記憶との間に一カ所大きな穴があって...
相馬泰三 「六月」
...二カ所に保存されているのみであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...警察後援会東京市でやっている労働者職業紹介所(十三カ所)に失業登録されている労働者は二万三千人である...
戸坂潤 「社会時評」
...腹に数カ所の深傷(ふかで)を負うたがそれでも屈しなかった...
中里介山 「大菩薩峠」
...八カ所ばかり奥地の支線の凍った土を掘って廻ったことがある...
中谷宇吉郎 「荒野の冬」
...低い丘の起伏している向うに煙突の頭が二カ所ほど微(かす)かに見える...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...火鉢を一カ所に集めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「陸(ろく)屋根のパラペットに、一カ所、脆(もろ)いところがあるので、そこへ凭れたひょうしに、胸壁といっしょに下へ落ちたのではないでしょうか...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...突き出た一カ所があった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...家に六カ所当たり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...発光地点は一カ所ではなかったようである...
武者金吉 「地震なまず」
...日向灘における発光地点は一カ所ではなかったように察せられるが...
武者金吉 「地震なまず」
...三カ所くらいなものである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...四十数カ所の全部について記事を集めることが出来なかったのは残念である...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...七カ所の茶席を担当してそれぞれ特色を示し...
山本笑月 「明治世相百話」
便利!手書き漢字入力検索