...田舎の村落に行くと根神の家(すなわち根所)が一字(あざ)に一カ所(?)あるが...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...その十五カ所の放射地点をたどって...
海野十三 「海底大陸」
...一カ所だけ海底の谷間のような場所がこしらえてあって...
江戸川乱歩 「影男」
...私はその対話中の一カ所に不審な点があって...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...警察後援会東京市でやっている労働者職業紹介所(十三カ所)に失業登録されている労働者は二万三千人である...
戸坂潤 「社会時評」
...太陽に照らされた所はただ一カ所あるきりだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ほとんどすべての点が完全でもただ一カ所に漏洩があれば万事が駄目(だめ)になる...
中谷宇吉郎 「実験室の記憶」
...その二三カ所が今どうなっているか...
夏目漱石 「それから」
...例の、一風かわった随筆集に、私のことも、たびたび出てくるが、その中で、たった一カ所、ウソがある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...火鉢を一カ所に集めて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...胸腹にも着物のはしばしを集めて三カ所に繩でくくって胸腹をあけておく...
服部之総 「せいばい」
...鼠木戸(ねずみきど)を二カ所につくって三方に桟敷をしつらえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...五カ所で発光を目撃したと言う報告があるが...
武者金吉 「地震なまず」
...総計四万三千九百カ所に及ぶ...
武者金吉 「地震なまず」
...幕府の設けた救小屋(すくいごや)は、幸橋(さいわいばし)外に一カ所、上野に二カ所、浅草に一カ所、深川に二カ所であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...その楯には二百三十カ所の穴をあけられていた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...三三カ所にあった施粥小屋も十二月の末までで廃止になった...
山本周五郎 「柳橋物語」
...海岸数カ所の絶景...
山本笑月 「明治世相百話」
便利!手書き漢字入力検索