...三カ所で幽霊の写真を見たが...
井上円了 「おばけの正体」
...震源地は一カ所にきまっていたようなものである...
海野十三 「第五氷河期」
...二カ所ほど常夜灯がついているけれど...
江戸川乱歩 「影男」
...一区内に少なくも一カ所以上は現存しつつある...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...一カ所そういうところもありますが...
橘外男 「雷嫌いの話」
...私はKの頭のどこか一カ所を突き破って...
夏目漱石 「こころ」
...例の、一風かわった随筆集に、私のことも、たびたび出てくるが、その中で、たった一カ所、ウソがある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...直轄領以外に一カ所の貿易港市をもたされない大名は...
服部之総 「尊攘戦略史」
...鼠木戸(ねずみきど)を二カ所につくって三方に桟敷をしつらえ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...縁辺からドラム缶をはずして一カ所へ集めた...
久生十蘭 「ノア」
...突き出た一カ所があった...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...君はそういうひどく込んでいるところが五カ所あることをたやすく眼にとめるだろう...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...一カ所を二日も打てば精一杯ゆえ...
正岡容 「わが寄席青春録」
...――再び以前よりは近いところ――といってもまだそれが人の声であることがヤットわかる位に離れているが――で、叫び交す人声二、三カ所で...
三好十郎 「斬られの仙太」
...その割れ目の数カ所にアークを生じても別に不思議はない...
武者金吉 「地震なまず」
...「おそらく船は数カ所の港で陸揚げするでしょう...
山本周五郎 「風流太平記」
...また登米郡の赤生津(あこうづ)の三カ所について...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...三カ所に地境の争いが起こっていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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